2017年06月02日

平均球速から見たセパ格差

DELTAの指標を見比べていたら書きたいことが出来たので書いておくことにする.パの方が平均球速が速いということが言われてきたが,それを使ってリーグ戦力の差とそれにまつわる成績の差を予測できそうな気がする.

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守備走塁指標から見るセパ格差

DELTAが公開しているSABER系の指標を見ていて面白いことに気付いたので備忘録的に書いておく.守備および走塁において脚力が重視される部門では全てパ>セなのではないか,と気付いた.すでにネット上で言及があるかもしれないが,調べてない.
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2015年10月10日

2014年03月01日

不倶戴天のユベントス

現在のセリエAで一番強いのはユベントスである.ローマもナポリも強いがただ強いだけでなく新しい潮流を生み出して勝ち続けているのがユベントスである.上位も下位もフルボッコにするユベントスから勝ち点を奪えば相対的に他のチームとの差を詰めることになる.今週末は大一番である.

ユベントスは今3142と呼ぶべき新しいサッカーをしている・・・らしい.机上で考える限りどうも通常の4231をボコボコにするために設計されたようだ.実はまだまともに観たことがない.
そしてそれにセードルフは4231で挑むのだろうか.その場合ピッチに起こり得ることを予想しておきたい.

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2014年02月16日

ACミランの現状について

本田加入以降,再びACミランの試合を観戦するようになった.加入後の放送された試合はサッスオーロ戦から全て観ている.そして現状のミランの恐るべき弱さに半ば愕然としている.
ミランは今CLでもセリエでも古豪という立場にある.昔は強かったし今もまあまあだが決してトップではないという.そして将来的にはその古豪からも滑り落ち中堅以下のネタクラブ(ex.ニューカッスル)に没落するということもあり得る.そのような現状を感情的にならずに受け入れるべくミランが何故弱いのかを分析した.
今のミランは何よりもまず守備にタレントが足りない.タレントが居ないなりに守ることは出来るはずだがそれも出来ていない.何故そのような惨状にあるのかを最初に述べる.
また,セードルフの目指すボールを確保するサッカーという理想と現実の乖離についても考察する.攻撃的サッカーにあるまじき得点力不足の原因がアタッカーの質以外にあるのは明らかである.ここでは特にDFからの組み立てと2列目の関係,それからアタッキングサードでの崩しについて現状のまずさを指摘する.
最後に,仮にセードルフが来年以降も監督を継続する場合(中堅への没落を甘受するシナリオ)と,プランデッリを招聘する場合(強豪へと返り咲くシナリオ)について持ち駒を勘案しつつ展望を行う.本田の未来についても考察する.個人的なオナニー布陣も載せておく.

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2011年10月08日

キリンカップ VSベトナム

日本 1-0 ベトナム

凄く実験的な試合だったので色々考えることがあって、twitterの文字制限では辛い。よってこっちに書く。

西川
栗原今野槙野
駒野長谷部細貝長友
藤本李香川
の3-4-3でスタート。4はフラット。
この配置のポイントはバイタルの使い方で、例えば4-2-3-1にすれば本田圭佑が居るような位置が空きやすい。そこに自由に人が入って行って相手を混乱させるのが一つのねらい。主なユーザーは藤本香川のSTと長谷部細貝のボランチ、あと李。
逆にここに人が入って行かないようだと攻撃がサイド一辺倒になる。ハーフナーが居るならそれでも良いだろうが、李は別にそんなに高いわけでもないしクロスもあんまり良くなかったので、ちょっとどうかなあと。
ユーザーの質について言うと、香川はああいう所で受けさせたらブンデスで無双するレベル、藤本もまあまあ、長谷部と細貝はうんこ。長谷部は4-2-3-1の真ん中をやらせた時もそうだけど、ゴールに背を向けるプレーに慣れてない。李からの落としでは長谷部もあの空間を使えていたけど、攻撃のバリエーションを増やせているわけではなかったので、あまり意味が無い。

効果的な中央からの攻撃が行えなかった理由はもう一つ、ビルドアップが、というかトップ下の空間へのパス出しが悪かった。バルサをお手本にはしたくないけど、やっぱりトライアングルを多く作るのがパスコースを増やす基本。これは実は「攻撃時にCBを1枚余らせる」のが一つの解決策になる。普通は守備時に1枚余らせるのだけど。
例えばリバプールが昔やっていたのが、相手が2トップにしてCBにプレスしてくる場合にCBを超ワイドに開かせてGKやボランチを使って左右を繋ぐ方法。擬似的に3バック+GKにする。そうすると絶対に相手の2トップはボールを追いきれなくなる。後はボランチが縦にポジションチェンジを繰り返すだけで大体相手はついてこれない。っていうかそこまで特攻してくるようだったら20分くらい回して体力を切れさせれば良い。
で、だ。昨日は3バックに対して相手は4-4-1-1でトップ下はボランチをケアという感じだった。サイドハーフが時々特攻してくるのでそうすると3バックVS3トップになって上手くボールが回らない。たぶんCBが横に動いてストッパーをガンガン上げたほうが良かった。槙野はかなりそれをやっていて、そうすると香川長友槙野でサイドで優位を作れるので槙野はかなり高い位置で前を向いてボールが持てる。そこから香川が切れこんでそこにパスを入れるシチュエーションが作れた。ただ、開いた槙野にあまりボールが入らなかった。
細貝と長谷部が中盤底で渋滞してたのもどうかと思う。相手のダブルボランチはこっちのトップ下不在を利用してかなり長谷部と細貝についてくるので、相手のトップ下を剥がそうとして2枚で底に並んでもそんなに意味が無かった。むしろ相手のトップ下とボランチに受け渡しを強いるような上下の動きがあった方が良かったんじゃないか。要するに攻撃時はフラットな4をもっと意識的にダイヤモンドにした方が良いのではないかということ。後ろで剥がして上手く細貝が底で受けて少し上がり目の長谷部を経由してトップ下に入ってきた香川に入れる、とか理想。4-2-3-1なら二人の関係はアレでも良いかもしれないんだけど、3-4-3だと前が足りないから。まあでも上手く受けられた時は藤本へいいパスは出てたかな。

そんなわけで3-4-3にはまだ改善点がある。ただ、これを練習することには意味があった。4-2-3-1だけだとバレているよりは二つオプションがあると思わせたほうが良いし、違う形を練習することで4-2-3-1でも臨機応変な対応が出来るようになるかもしれない。3-4-3は動き回らないと攻撃が機能しないけど動き回れば破壊力は出るはず。それがどちらかと言うと重心の低い4-2-3-1とのメリハリにもなると思うのだが。

後半、面子を入れ替えて4-2-3-1に。
駒野栗原今野槙野
細貝阿部
藤本中村原口

かな。途中槙野→吉田で駒野吉田栗原今野になった。
4-2-3-1の弱点は3の真ん中に居る奴のプレイスタイルで雰囲気がガラっと変わるということ。あそこをずっと本田にやらせていたので本田以外がやると本当に機能しない。少なくとも長谷部と柏木は失格だった。中村憲剛も貰って叩いて出て行って、はいつものように良かったので、本田紛いとしてのオプションにはなる。ただし憲剛はキープよりワンタッチが多いので他にキープする奴が居ないとバタバタするけどね。本田はワンタッチとキープの二択があるのが良いのだ。ちなみに香川は憲剛に近い。憲剛の方がロングパスは良いので少し下がり目も良いかなと思うけど。
ちなみにこの面子は細貝と阿部が全然上がらないし縦パスを入れないので終始ぐだぐだだった。どっちか要らない。

じゃあ採点。

西川6.5
1対1止めたのは偉かった。

栗原6.0
パス出しは下手。

今野5.5
ワンプレーで下げるのもかわいそうだがあのミスはいかんでしょ。

槙野6.0
途中で下がったので少し辛めだが、攻撃時の絡みは良かった

吉田6.0
可も不可も無い感じだが意欲的な縦パスは買う。あれがカットされてピンチってのがVVVではよくあるらしいが。

駒野5.5
ワロス多い。組み立ても悪い。

長友6.0
意欲的な突破は流石。攻撃時はもっと上がって良い。

細貝5.5
前後半通して楔が今ひとつ。

長谷部5.5
同じく。ただしセカンドボールの拾いは良かった印象。

阿部5.5
あまり存在感が・・・。

藤本6.0
右からの攻撃はあまり良くなかったが長谷部か細貝から縦パスを受けて突破したシーンはいくつかあった。アシストもあり。

香川6.0
さすがのプレーもあったが、軽率なミスも多かった。トラップが大きくならなきゃ先制点は香川だったのに。

原口6.0
かなりポジティブな評価だと思う。狭いところで受けるのも上手いし前を向いて特攻すると強い。ただ、パスがそこから出せるかは未知数?

中村6.0
阿部と細貝のために下がって受けるケースが多い。その後サイドに叩いてから戻って貰ってスルーパスという感じ。ことごとくオフサイドだったけどね。

李5.5
そもそもこの人がちゃんとポスト出来たりクロスに合わせたり出来ればもうちょっと楽なんじゃないか。

ザッケローニ5.5
結果が今ひとつ。ただしテストに徹してたのは好印象。全力で勝とうという気が全然無かった。遠藤は1秒も出さないし長谷部も長友も途中で下げるし。ただサブ組のモチベーションをもうちょっと上げてくれないと、後半は金を出して観るほどの物ではなかった。
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2011年04月03日

10-11セリエA第31節

ミラン 3-0 インテル

ミランの攻撃はズラタンの有無で見た目は大きく違う。ズラタンはイーブンなロングボールをマイボールにする能力が圧倒的なので適当に蹴り出すだけのカウンターで威力を発揮する。これは主に雑魚をフィジカルでなぎ倒す試合に強い。強い相手は強いCBを用意しているので、そう簡単に一人ではなぎ倒せない。
それだけだとただの「動ける電柱」だが、ズラタンの非凡なところは、ショートカウンターにも参加することだ。短いパスをサイドで受けて相手が引き摺られたところにミランご自慢のガチムチMFが雪崩込んでゴールする。これは相手がどこであれ得点を狙える。もちろんミスるとカウンターのカウンターでやられるが、まあそれは構わんというのがアッレグリのサッカーだ。
このズラタンが出場停止。はっきり言ってミランのサッカーはズラタン頼みの部分が強く、ピルロ不在もあって必ずしもミラン有利とは言えないというのが戦前の予想だった。2差しかない勝ち点を見ても、混沌としたセリエAという印象があった。しかし。

Jセーザル
マイコン、ラノッキア、キヴ、サネッティ
カンビアッソ、チアゴ・モッタ
スナイデル
エトー、パッツィーニ、パンデフ

ロビーニョ、パト
ボアテング
セードルフ、ファン・ボメル、ガットゥーゾ
ザンブロッタ、チアゴ・シウバ、ネスタ、アバーテ
アッビアーティ

ポイントになったのは左右に流れるロビーニョとパト。ロビーニョがマイコンの緩い守備に対して仕掛け、セードルフと合わせてカンビアッソを引き摺り出す。エトーが守備をしないのでどうしてもそうなる。チアゴ・モッタとラノッキア、キヴの位置に直接突っ込んでくるボアテングと裏から入ってくるパトを捕まえきれないので、バイタルエリアでボアテングに前を向いてボールを持たれると、ワイドに居たロビーニョが斬り込んできてそこにパスが出る。Jセーザルが飛び出して対応するが、こぼれ球をパトが叩き込んでミランが先制。実にロジカルな得点。ここまでわずか40秒、これで試合は決まった。
パトはややサネッティにやられてボールが収まらないこともあったが、ロビーニョはボールを受けるところまでは実に良かった。SBは上がらずエトーとパンデフをケアし、数的優位な中盤でボールを奪ってショートカウンターを粘り強く繰り出すミランに対してインテルは攻撃の形が余り無い。4-2-ファンタジアは機能しなかった。これはパッツィーニの才能不足だろう。パンデフもアバーテに封じられ、まともに仕事をしたのはザンブロッタをボロボロにしたエトーのみ。前半の20分過ぎからエトーを中心にインテルが押しこむ時間もあったが、やはり単発で終わる。ネスタとシウバというCLレベルでも有数のCBは崩されない。

後半、再びIntensityの上がった展開がしばらく続く。ボアテングの長いパスにパトが裏へと走りこみJセーザルと1対1になろうかというところでキヴが後ろから倒して一発レッド。これはルールブックに照らして妥当だが、ゲームの興味という意味ではイエローであって欲しかった。まああれでイエローだと審判失格だが。後はミランによる一方的レイプが行われる。サイドの守り方が一貫しないので引き摺り出され、走りこまれるパターン。おまけに今度は数的優位を活かしてSBが自由に上がってくる。これを止めるのは無理だ。セードルフが裏に出したボールをボックス内で受けたアバーテが軽く上げてパトがヘッド。2-0。さらにロビーニョがJセーザルとの1対1を3回外す。ロビーニョと交代で入ったカッサーノがボックス内でサネッティに後ろから倒されてPKゲット。これで決めて3-0。この時シャツを脱いでイエロー。1分後サネッティを後ろから倒してイエロー。退場。これでタイムアップ。

残り7節で5差。直接対決無し。まあミラン優位。不安なのはズラタンの出停が継続な上にカッサーノも使えず、パトとロビーニョで雑魚を相手にしなければならないこと。今日のロビーニョを見ると、余計な引き分けが増えそうだが・・・。

採点はパス。めんどい。
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2011年01月30日

2011アジアカップ決勝

オセアニア代表 0-1 アジア代表

アジアカップ舐めんなぁっ!と俺が叫んだのとほぼ時を同じくして、アジア中で同様の思いが乱れ飛んだことだろう。こちとら別にアジアの同胞意識なんざ持っちゃ居ないが、「南米のニガー共には"サッカーでは"勝てないが白人様が黄猿に"例えサッカーであっても"負けるわけないだろ(笑)」と来られたら腹が立つ。その白豪主義を前面に押し出した「上からボールが降ってくれば黄猿より白人様が先にボールに触るよな(笑)」という退屈なサッカーを、ドイツにおいて5分で3点取られたサッカーを、120分かけて打ち砕いてやった。4年ごとにコンフェデに出ていたオーストラリア様が、二大会連続で東アジアの黄猿の前に膝を折った。強烈なカタルシスを覚えても不自然ではあるまい。

ロングボール一辺倒のオーストラリアの攻撃は、全てケーヒルが頭で競り勝つという前提の元で組み立てられている。そしてケーヒルは、180cmにも満たないケーヒルは、190cm近い吉田にことごとくヘディングで競り勝ち、良いボールをキューウェルに落とす。落下点予測能力と押し負けない脚力がそれを支えている。
しかしキューウェルは、ベテランらしい小技は随所で見せたが、もうあのキューウェルでは無かった。リバプールをはじめとするプレミアの闘いで力強さとスピードとテクニックを武器に戦ったキューウェルは、トルコにまで落ちぶれたキューウェルに相応しい「持っていない」選手になってしまっていた。
シュートが入るか入らないかは運だ。当たり所の5cmのズレは川島の足にボールが当たるか否かを左右するのに十分だ。全力疾走しながら不規則なピッチの上で跳ねるボールに向けて振り抜かれる右足のわずか5cmのズレが。だがそれを決める奴と決められない奴が居る。ロッベンとイニエスタのように。キューウェルと李のように。オジェックの第一の誤算はそれだ。

オジェックの第二の誤算は、先に根を上げたのがオーストラリアの方だったということだ。オーストラリアは、サッカーをやるくせに、走らない。中盤は14kmくらい走っているが、それは例外に近い。むしろオーストラリアは、飛ぶ。あの滞空時間の長いロングキックはそういう意図がある。
サッカー選手は走るように出来ていて、飛ぶようには出来ていない。慣れない動きを強要させられれば疲れる。中東の人間はあれに耐えられない。気持ちが先に切れる。そしてやられる。日本人はやられない。耐え忍ぶ。そして、マイボールにした後は、逆にオーストラリア人に小回りを強要する。
ウィルクシャーがその犠牲になった。前半から長友に何度もぶち破られてはいたウィルクシャーは、延長に入って攻撃参加を押さえてまで長友に備えようとしたが、無理だった。白人は30mのダッシュはできても10mのダッシュで日本人には到底敵わない。
同じ現象が実はペナルティエリアの中でも起きていた。オーストラリアの鈍重なCBは、単純なハイクロスではなくDFラインの裏に入ってくる低く鋭いクロスだと岡崎に先手を取られる。後半、長友のクロスに岡崎が合わせたとき、シュウォーツァーはボールを見送る他無かった。川島と並ぶ大会随一のGKが、だ。そのボールはポストをかすめてゴールラインを割った。そしてニール、オグネノフスキの脳裏にしっかりとトラウマを植えつけた。今回は助かった。だが次はやられる。
そして実際に、奴らはやられた。ニアへ、前へ飛び込んでくる岡崎と同様に、李もそうしてくるだろうと思い込んだ。李の単純なプルアウェイ、ニアに飛び込むと見せかけてファーへ流れるフェイントにまんまと騙された。
クロスを打ち込まれると、稀にペナルティエリアの中にポケットが出来ることがある。そして間の悪いことに、そこにフリーの選手が居て、そこにボールが行ってしまうことがある。CL決勝でレバークーゼンを破ったジダンの伝説のボレーがそうだった。ロベカルが苦し紛れに上げたクロスは、彼の持ち味である鋭く曲がって落ちる高速クロスではなく、当たり損ないのフワッとしたボールだった。左から来るボールを左足で捉えてネットを揺らすことは実は凄く難しい。でもジダンはそれを、決勝戦でやってのけた。そして、李も。
あんなファインゴール、めったに見られるもんじゃない。クロスにダイレクトボレー、それが決勝点。オジェックにとっては不運だっただろう。そんな例、ジダンとファンバステンしか出てこない。あのシュートが枠を捉えたのも、シュウォーツァーが一歩も動けない所に飛んだのも運だ。でもそこ到るまでの過程は偶然ではない。オジェックが計算しきれなかった部分が、理屈通りに現れたのだ。

選手の採点に移る。決勝の点数と、今大会の平均を記す。そしてそれらを分けて論評する。

川島7.0
俺の集計では3点防いでいる。つまり、ハットトリックを達成したFWと同じ価値があるのではないか?あれほど滞空時間の長いハイボールに対して触りに行かなかったのはやや疑問だが、その他に言うべきことはない。ゴールキックがタッチラインを割る度にイライラしたが、試合後良く考えてみると単純に真ん中に放りこんで相手のボールになるよりはマシだった。サイドライン際を狙うのは意図的にやっていたようだ。

内田6.0
長友ばかりクローズアップされたが内田もよくやっていた。苦しい時間帯にCKを取ってくれた。まあCKしか取れないんだが。内田のクロスは比較的フワッとしたボールが多いが、オーストラリアにはそれは通用しない。もっとはっきりワンタッチでDFラインの裏、GKの前に強いボールを送っていれば印象はもっと違っただろう。だが色々工夫しているのは見て取れたのでまあそれほど責めまい。

吉田6.5
競り合いではかなり負けていたが、ビルドアップを評価。パスミスもあったとはいえ、長いボールを本田に正確に当てるシーンは何度もあった。

今野6.0
前半は狙われた。だが今野は当たりはそんなに弱くない。ケーヒルみたいなもんだ。むしろ内田の方が弱いが、今野を狙ってこちらの左サイドに蹴ってきたのはラッキーだった。長友も当たりは強いから尚更。

長友7.0
15km走ったらしい。頭おかしいんじゃないか。スプリントの割合もチームでトップだそうな。おまけに走った後のクロスも弾速のあるいいクロスだった。甘い評価点になるが、決勝アシストのご祝儀だ。

長谷部6.0
ボールが頭上を飛び交うので持ち味は出なかったが、セカンドボールの拾いは比較的やれていたと思う。ただ、右サイドの攻撃をもっと使いたかった。

遠藤6.5
右サイドにボールが行かなかったのは、まあ意識的に遠藤が左を使っていたからなんだが。結果としてそれは吉と出た。そして決勝点の長友のダッシュは遠藤のパスに対してだった。それに象徴される良いパスを出していたと思う。

藤本5.0
採点不能。居る意味が無い。多少は仕方ないのかもしれないが、攻撃では周りと呼吸が合わないし、アリバイ守備が多い。自分がボールを失ったときに歩いて帰る奴を三都主以来久し振りに見た。ハードワークしろ。そして、もっと仕掛けろ。

本田6.0
香川が居なくなってマークが集中し、これまで見られなかったような中盤でのボールロストがいくつかあった。疲労もあるだろう。だがそれでも及第点の働きが出来るのが流石だ。マークされて潰されましたでは話にならない。本田をボランチに起きたくなる気持ちが分かる。

岡崎6.5
惜しいシュートも放ったし、縦への仕掛けも良かった。ゴールには直接関与しなかったが、褒められる出来だったと思う。

前田5.5
やはり潰されるシーンが目立つ。本田のマークを分散させる役には立ったが、それだけだった。ただ、これまでの試合よりは前への仕掛けが見られたか。裏へ出てくるボールを感じる能力は無いが。

岩政6.0
セーフティに蹴り出す範囲が広すぎるような気もするしキューウェルに一発でかわされたシーンもあったし、相変わらずDFラインで回してる時はぼっちだが、身体の強さは流石。

李7.0
ワンチャンスを仕留めた。それだけだが、それが偉い。冷静に考えると胸で落としても良かったんだが、ああいうシュートは理屈じゃないからな。ファンバステンも「疲れててトラップするのがめんどくさかったからダイレクトで打った」と言っていた。実は久保竜彦も似たようなことを言っている。

伊野波
採点不能

ザッケローニ7.0
内田吉田今野長友
長谷部遠藤
藤本本田岡崎
前田
・クロスの出所のウィルクシャーを止めたい
・ボールキープからチャンスを作りたい
・全体に守備が不安
・藤本がクソ
・岡崎が死んでる
・持ち駒が岩政、伊野波、柏木、細貝くらい
という条件から、俺が出せる案はせいぜい藤本→柏木くらいだ。柏木を左に置いて岡崎を普段の右に戻し、ウィルクシャーを柏木で押さえるだろう。だが放りこみには対処できない上にボールキープ率は大して上がらないと予想できる。守備もウィルクシャーしか解決しない。
ここで藤本→岩政で
内田吉田岩政今野
長谷部遠藤
岡崎本田長友
前田
か。試合中の決断としてこれは、俺には出来無い。まあ試合前の提案として持っていたことはあるが(カタール戦後の記事を参照のこと)。
これで守備の安定から長谷部と遠藤が前に出られるようになる、岡崎が右に回れる、ウィルクシャーを長友の攻撃力で封じる、と上記の全ての条件を満たした。
圧巻なのはウィルクシャーの封じ方。考え方の違いだろうが、俺のように守備から入る人間にその発想は実行できない。だがオシムやザッケローニはそれをやる。「ボールを持っていないロナウジーニョは怖くない」だ。これを想定内の交代と断言できるのは杉山サンを置いて他に居ない。
ちなみに試合中の俺は
吉田岩政今野
内田長谷部遠藤長友
岡崎本田
前田
の3-4-2-1だと思ってた。これだとしても、まあ良かったんじゃないか。4-4-2の放りこみサッカーはシステム上3-4-1-2(もしくは3-4-2-1)に勝てない。それをウディネーゼ監督として示したのが他ならぬザッケローニだ。

今大会の採点。平均点が出ることに意義がある。寸評が適当であることの言い訳だが。

川島6.0
まあこんなもんだろ。致命的なミスと致命的な不運があったが最後に取り返した。見事。

内田5.9
不可は無かったが可もなかった。見せてくれ。

伊野波6.0
便利屋であった。

吉田6.0
退場もオウンゴールもあったが、これだけの数字を出した。やはり高くて足元のあるCBは貴重だ。

今野5.83
今野はさらっとプレーするから、いい点が目立たないんだよな。だから6.0か5.5しかつけられない。

岩政5.75
悪くはない。吉田のバックアップとしては十分だった。

長友5.91
前半はジャッジに苦しみ香川とのコンビネーションに苦しんだ。後半それが無くなるにつれて良くなった。走行距離は異次元。

遠藤6.0
まあ何だかんだで欠かせなかった。遠藤以外が使われなかったので遠藤以外がこのポジションをやったときにどうなるかは不明。今大会唯一世代交代が見られなかったポジションと言って良い。守備の軽さと軽快なパスはいつもどおり。

長谷部6.33
これだけのプレーが出来るのにイマイチボルフスブルクで主戦力とカウントされない。昔はもっと出場時間があったんだが、マガトじゃないとダメか。

細貝6.5
本田のPKを全く信頼しないダッシュ、素晴らしい。

柏木6.5
運動量だけは凄い。今後に期待。

松井5.75
怪我は不運だった。しかもそれが世代交代のきっかけになりそうだ。パク・チソンとは戦えない運命なのか。

本田6.25
あれだけのマークにあいながらこの出来。素直に凄い。ボランチに適応した結果、パスを出すことばかりになっていたが、このチームではもっと点を取りに行って欲しい。

香川6.08
決勝では香川不在の大きさを痛感させられた。裏だけでなく中で勝負できる、サッカーのハンドボール化を象徴する選手なのだが。ドルトムントで出番を失わないことを祈る。

前田5.91
及第点の仕事はしたように視えるが、まあ雑魚専だろう。要するにフィジカルで勝てないと何も出来無い。前田のボールのもらい方は相手を押さえつけてもらう一辺倒。これはフィジカル負けでも負けるし、相手に群がられると終わる。ボールを迎えに行って寄せてくるDFより先に触るのが上手いポストプレイ。正確には、そうする時とゴリ押しする時の判断が的確なのが上手いポストプレイ。これが出来ると群がってくる3人を一気に無力化できる。まあ、出来無いんだけどね。

李6.0
ごめん、初戦で見限って、戦力にカウントしないで本当にごめん。

岡崎6.5(MVP)
いや、あんたすごいわ。走行距離とゴール前に詰めるしつこさも凄いけど、サイドで足元にボールを貰ったときに出来ることが増えてるのが凄い。シュツットガルトでも行けると俺は思う。

ザッケローニ6.25
頼むから引き抜かれないでくれ。チームの雰囲気づくりと交代策は最高に上手い。戦術の構築はまだ4-2-3-1にこだわった部分があるが、これは弄る時間が無かったからだ。今後のチームづくりに期待しよう。あと、ザッケローニを連れてきた原博実もえらいぞ。
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2011年01月26日

2011アジアカップ準決勝

韓国 1-1(PK0-3) 日本
あ、2-2だっけ?

前半は思ったより静かな立ち上がり。反日感情丸出しで一気に押しこんで70分で決着をつける、残り20分は精神力で何とかするってのが韓国の典型的なやり口だが、今回は中二日というスケジュールも加味して押さえ気味に入ってきた。対する日本はそういう相手の出足を予想していたのでパスで圧倒してしまい困惑しつつも攻めこむという感じ。局面では相手の方が力が上で、特にパク・チソンにやられたこともあったがボール自体は押し込んでいた。
この時間帯の決定機の数は互角かやや日本優勢。しかし今野が「そらファウルかもしんねーけどそれいちいち取ってたら試合になんねーだろ」PKを献上し、1点ビハインド。
対する日本はRSBのチャ・ドゥリの裏を長友と香川で付き続け、本田のクロスから岡崎ヘッド、長友のクロスから岡崎ヘッド、などチャンスを作り、最終的には本田のキープから長友→前田と繋がって得点。追いつく。
この時間帯に押し切っておけば相手は反撃する体力は無かった。しかし前田のシュートミスを筆頭にチャンスを決められず、泥仕合に持ち込まれる。特に後半の後半はこちらも足が止まってきて、怪我気味の香川out以降は押し込まれ続ける。局面で負けるのはともかくセカンドボールが全く拾えない。原因の8割は前田。楔を受けても潰され、下がってきて守備をしてはファウルする。要らんわ。
gdgdのまま延長前半に帳尻PKをもらって追いつくが、5バックにしてベタ引きした結果押しつぶされて後半ラスト1分で追いつかれる。
PKは圧勝したが、クソみたいな試合だった。

糞試合になった原因はまあ審判を外せばやっぱり「決定機不足」だろう。アタッキングサードに持ち込めればチャンスは作れていたんだが、相手が3ボランチにした後は特にそこまで持って行けなかった。
原因は楔で潰される前田と、右サイドで崩せないことだろう。内田の運動量が後半がたっと落ちて攻撃が左一辺倒だったのは痛い。まあ岡崎がどんどん中に入るせいかもしれんが、内田の走行距離が12kmくらいってのを見ると内田の問題に見える。長友は14km走ったのに。
フットボール系の球技は攻撃回数×決定率で得点が決まる。決定率は運に頼るところが大きいから、質の高い決定機を何回作れるかが勝負だろう。この試合の日本の決定機の質は高かった。だから、決定機不足という結論が出てくる。
前田は外されるべきだ。それは決められないからではなく、むしろ同点ゴールを決めてもなお、ビルドアップ、崩しの段階であまりに貢献できないからだ。極端な話、前田の同点ゴールは前田でなくても取れる。ザッケローニのサッカーはビアホフのような電柱FWを大事にする。だが前田は電柱でしかなく、ポストにはなれない。そもそもポストプレーは必ずしも身体の強さを要求しない。相手の間で受ける技術が体格を補うのは香川を観ればわかるだろう。岡崎ですらそれは可能なんだ。身長と体重は、あったほうがいいが、前田の足元の、身体の使い方の技術ではそれは生きない。

守備陣にはもう言うことは無い。お前らじゃあその程度だ。岩政は何故吉田よりも使われないのか。GKをとお見合いしてロングボールをバウンドさせてしまうようなCBは要らない。その吉田にしても、栗原にはスピードで劣る。釣男中澤には経験で劣る。槙野は知らんが。
内田が守り方を知らないSBなのも今に始まったことじゃないし、長友の頭が悪いのも今に始まったことじゃない。イ・チョンヨンのスピードにぶち抜かれたことが頭に残って、あれほど押し込まれてなおDFラインを上げなかった今野には、言いたいことが無いでも無いが。
そもそも運動量が不足し体格でもスピードでも劣る遠藤がアンカーをやっているのがおかしい。長谷部が運動量でカバーしているがそれは120分は持たない。長谷部も気の利いたパスを出せるようになっているんだから、そろそろ遠藤でもないだろうよ。
このままならオーストラリアには恐らく1点は取られるだろう。こちらは2点取れるかはかなり疑問だ。失点を抑えるのか得点を増やすのか、どっちでもいいがどっちもやらない場合はコンフェデは行けないかもしれない。
予想スタメンと希望スタメンだけ書いておく。
これを書いている今香川が右足第五中足骨骨折との第一報が入ったので香川抜きで。

予想
川島
内田吉田今野長友
長谷部遠藤
岡崎本田柏木
前田

希望
川島
内田吉田今野長友
長谷部細貝
藤本柏木岡崎
本田

では採点

川島6.5
PK加味でこれ。ミスコミュニケーションが目立つが大丈夫か?

内田5.5
運動量不足。サイドバックが120分やって12kmはすくねえよ。

岩政5.5
高さは生きた。不用意なお見合いや、ビルドアップでハブられるなど、問題はあるが。

今野5.5
そんなにファウルは多い方ではないが、不運だったとは思うが、不注意だった。

長友6.0
チャ・ドゥリとの勝負は痛み分け。お互い裏をやられまくり。ただ相手よりは攻撃面で効いてた。

長谷部6.0
及第点。目の覚めるようなプレーは無かったが、無事にこなした。地味にパク・チソンと対面し抑えたのは偉い。

遠藤5.5
先入観込みで言うけど、やっぱりこの位置は辛いよ。

岡崎6.0
岡崎が右サイドからの崩しを放棄して中に入るのも攻撃が停滞する一因だとは思うが、最後までよく頑張った。サイドでボールを足元に受けても意外と取られなくなったな。

本田6.5
効いてたよ、すげえ。ボールロストの少なさ、被ファールの多さ、どう考えてもお前がエースだ。後は得点だな。周りを生かす動きが多いのは良いけど、オランダ時代の本田を見失っている気がする。

香川6.0
怪我なら引いたのは仕方ないか。狭いところで貰って勝負は本当に天下一品。裏でも再三勝負してたし、鈍重なOGが相手には必要な人材なんだが。

前田6.0
同点ゴールは決めたが、前述のとおり、要らん。

細貝6.5
ちょっと入りでファウルしまくった時は不安だったが、その後は運動量を生かして貢献。ゴールも決めたしね。

伊野波
採点不能

本田拓也
採点不能なんだけどよ、お前何しに入ってきたんだよ。軽率なファウルで失点に繋がるFKを与えただけじゃんか。そのプレーもその前のお前のパスミスから始まってないか?

ザッケローニ6.0
臨機応変な交代策ではあった。最初の布陣に疑問がある。あと、日本人は押し込まれたら守りきれないということを学習していただければ幸い。次に5-3-2をやったら怒るぞ。
posted by terarorz at 23:20| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツとか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月23日

2011アジアカップ準々決勝

カタール 2-3 日本

アジアカップはこうでなくっちゃな。
会場を埋めるムスリムども、響き渡る謎の応援歌、場慣れしていない騒然とした雰囲気、ラフプレイの嵐、偏っている上に下手くそな審判、ロングボール、カウンター、個人技。そしてそれら全てを打ち砕く、日本代表。
日常において我々の同胞という意識は日本人にはかなり薄い。特に俺はそんな意識を持っていない。しかし奴らが日の丸を背負って戦うとこちらも興奮してくる。削られても起き上がり、突き放されても追いつく。その度にこちらも拳を握り締め、審判を罵倒し、セバスチャンのダイブに悪態をつく。最後には松木と一緒に叫び、伊野波のゴールと同時に絶頂を迎える。
サッカーは手が使えないが故に実に不器用で不格好な闘いだ。我々の持つ原始的な感情を呼び起こすスポーツだ。たまにはそういうものに没頭するのも良い。

前置きが長くなった。試合について。
エモーショナルな試合ではあったが、その原因は雰囲気に飲まれてミスを繰り返した日本代表にある。戦犯と言われるレベルのミスもいくつもあった。まあ、それでも、二度追いついた、10人になってから2点を取って逆転した、とかいう事に意味がある。内容より勝ったことに意義のある試合だった。
ミスについてはDFラインおよびボランチの所でプレスされて出るミスが痛い。遠藤がボールを取られるのが最悪だ。他にも前田が下がりながらポストプレーをしようとして潰され、その流れで一気にカウンターを食らうパターンもあった。攻撃面でとにかくボールの失い方が悪く、それが相手の攻撃につながっていた。
守備陣も対応をあやまったシーンはいくつもある。1対2の数的優位で飛び込まずに点を取られた一点目、壁の作り方を間違えた二点目、どちらもミスだ。伊野波の裏も再三狙われた。こういう治すべきところはいくらでもある。
でも攻撃面はどんどん良くなっている。前田だけは除外だが、他は本田の強さとパス精度、岡崎の裏への飛び出しと運動量、長谷部の正確な縦パスとそれを狭いところで受けて前を向ける香川、どれも一級品だ。外もある程度使ったが、今日の得点はいずれも真ん中をぶち抜いて奪った得点で、それは評価されるべきだと思う。

次はイランだか南朝鮮だか知らんが、とりあえず3位以内が目標なので、あと一勝だ。
吉田と遠藤が出場停止なので、形と面子を考える必要がある。
内田岩政今野長友
長谷部柏木
岡崎本田香川
前田
これが素直に外れた選手に似たタイプを入れた場合。
ただし、他にいくつか考えるべきことがある。例えば点数を取ったにも関わらず一向に吹っ切れた様子がないポストプレーが出来無い前田を下げて、中盤をつくり直す場合。
内田岩政今野長友
長谷部細貝
岡崎柏木香川
本田
細貝をボランチに入れて守備はそこそこハマるはず。前はサウジ戦の前田を本田に入れ替えた形。
あるいは守備ブロックを鹿島組に近くして
内田岩政伊野波今野
長谷部柏木
岡崎香川長友
本田
とか。今野をLSBに入れて長友を上げて違う形で守備の安定を図る。
まあ色々案は出てくるが、多分最初の形になる。ザッケローニは大変頑固でやり方をそう簡単には変えないと分かってきた。とか言いながらいきなり3-4-3にしてきたりしたら笑えるんだが。
岩政今野伊野波
内田長谷部長友
本田
岡崎前田香川
とかね。まあ無いとは思うんだが、練習していたらしいというのは本当だからな。どっかで使ってくるかも。

では採点。

川島5.5
いいセーブも見せたが、失点は川島の責任。壁の作り方が悪かった。ゴール内でボールに触っているのも意味が分からない。GKは辛いポジションだが、幸いにも勝ったことだし今後に活かして欲しい。多分ザッケローニは大会中にGKを変える事はなさそうなので、挽回のチャンスはあるはずだ。

伊野波6.0
決勝点は取ったが、再三裏を取られピンチを招いた上に攻撃面でも貢献できず。組み立てにも役に立たなければワロスを上げる始末。ひどい。一点目のオフサイドを取れなかったのは伊野波が残っていたからだし。

吉田5.0
一つ目のイエローは不運だが中東ならあり得るレベル。二つ目は倒された後確かに踏まれているんだがその反撃で足をかけたのは悪い。中等なんだから文句は言えない。しかもこのプレー、原因は吉田のパスミスだ。

今野5.5
守備陣全体としての採点になる。まあ今野が目立っていないということはちゃんと仕事はしてたんだろうが。

長友5.5
攻撃面では時々顔を出してシュートを打てていたと評価できるが、守備面では相手のダイブや裏取りに苦しむ。

長谷部6.5
デンジャラスバックパサーの一面はあるものの、縦パスも効果的。楔を入れるのが上手い。

遠藤6.0
ここにプレスをかけられると苦しいが、長短のパスで味方を操るのは流石。ただ、長谷部が出ていって遠藤が残る形はやっぱり問題だと思う。

岡崎7.0
先制点のうち0.9点くらいは岡崎。最終盤まで動きつづけ、決勝点のシーンではニ回も転ばされている。っていうかあのシーン、ボールが右にこぼれたので伊野波が取ったが、左にこぼれていれば岡崎だった。

本田6.5
先制点は本田→岡崎→香川。二点目は本田→岡崎→香川。三点目はロングボール→相手ボール→本田のパスカットから。良く出来ました。

香川7.5
前半はドリブルからのミスも多かったが、後半相手の足が止まってからは良く効いてた。二点目は決して簡単なゴールではないし、三点目0.9点くらい香川。

前田5.5
居なくても同じだろ。殆ど何もしていないし、居なくなってから日本の攻撃が良くなった。シリア戦と同じ。残念だが見限ったほうが良い。というか俺は見限った。

岩政6.0
特に何も。

永田
採点不能

ザッケローニ6.0
交代は常識的な範囲。ただ、今日送り出したメンバーにはこの形で今大会は戦うという強い意志を感じる。それが生きたとも言える。守備陣は約束事の徹底という意味でも能力の欠如という意味でも物足りないだろうが、まあ中澤、釣男、槙野、栗原が居ないわけで仕方ないだろう。逆にこれだけ欠けててもある程度攻撃力で補えているのはザッケローニの手腕でもある。

審判5.0
最後のシーン、本田のパスカットから始まって本田倒される、岡崎倒される、遠藤倒される、岡崎倒される、香川倒される、を全部スルーした結果が伊野波のゴールだった。不可解なイエローで遠藤と吉田をいつでも退場に出来るようにしたゲームメイク、実際にチャンスを逃さず吉田を退場にした決定力、ラフプレイを容認して怪我を誘発しトーナメント全体での日本の力を削ごうというビジョンは素晴らしいが、最後の最後でツメを誤った感がある。カタールからの支払いは減額される見通し。
っていうか、普通にヘタ。
posted by terarorz at 01:29| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツとか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月18日

2011アジアカップGL第三節

サウジ 0-5 日本

サウジよええっていうかやる気ねえ。相手の4-4-2の4MFラインを抜けるとスカスカや。あと高い位置で取れるとショートカウンターからボール回りすぎ。戻りがおせえよ。っていうかサウジにはボランチという概念は無いのか。ある程度の役割分担はありそうだが、かなりファジー。そらカウンター食らうわ。
まあ日本も場合によってはカウンターを選択できるようになったということでそれは褒めるべきか。
相手がカスだったんで日本に言うことはあんまり無い。個人についてだけ寸評を。

西川6.0
当然のクリーンシート。危ないシーンはあまり無かった。一個判断を誤った奴も追いついたし。

内田6.0
裏をしっかり見ていて良かった。

吉田6.0
高さは通用。無駄なパスミスがちょっとあったか。あと、本当に無駄に腕とかを使って身体を当てに行くのは辞めたほうが。

今野6.0
まあ目立つことはなかった。

長友6.0
ファウル多くね?一対一が強いのは分かるが、審判にアジャストしろよ。今日のイルマトフはアジア最優秀審判だぜ。

長谷部6.5
縦へ裏へ鋭いパス、守備に回っても安定し、ゴール前への飛び出しまで。

遠藤6.0
裏へのパスは良いが、自分が裏へ出た時の後ろからのボールのコントロールに難有り。

岡崎7.5
流石に最高評価あげなきゃかわいそうだな。守備にあれだけ貢献しながらゴール前に顔を出し、ボールを持った時も最低限のプレーは出来る。小回りが効いて押せ押せの試合には本当に向いている。雑魚専と言われる所以でもあるが。

柏木6.5
運動量が凄い。香川と入れ替わったと思えばボランチの位置まで降りたり、前田に並んでゴール前に出たりと。あれだけポジションチェンジをすれば相手もついていくのは困難。ワンタッチで裁けるし、良いプレイヤーだ。まあサウジのDF軽すぎではあったが。

香川6.0
ドリブル、パス、見所はあった。ゴールさえ決まればなあ。もう香川は形容し飽きた。

前田7.0
ポストで潰される回数が明らかに減ったと思う。相手のレベルが低いだけだろうが。ゴールは文句無し。ワンタッチで決めた奴はクライファートばりのファインゴールだったな。

伊野波6.0
ワロスが時々見られたが、クロスもあった。裏で受けるのはうまいな。

岩政6.0
普通

本田拓也
採点不能

ザッケローニ6.5
まあサウジはクソだったが、選手へのプレイタイムの配分はいい感じ。特にイエローもらった組の処理が。松井がケガで離脱したが、外す口実ができたという考え方もある。次戦は内田出場停止で順当には
川島
伊野波吉田今野長友
長谷部遠藤
岡崎本田香川
前田
かな。それとも変えてくるのか、楽しみな所だ。
posted by terarorz at 01:16| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツとか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月15日

2011アジアカップGL第二節

シリア 1-2 日本

ドーハの喜劇wwwwwww
試合の印象が半分くらいしかない。残り半分は「入りゃ良いんだっ」「なんなんすかなんなんすかなんなんすか」「ふざけたロスタイム」の松木。いや、ほんと面白かった、松木が。

スタートは面子を変えず。確かに今変えてしまうと「見限った」というイメージが強く付き過ぎるので、トーナメント全体を考えたら弄るべきではないのかもしれない。意識付けを変えれば何とかなると思ったのだろう。そして実際、ヨルダン戦より良かった。
特に意識が変わったのは
松井本田香川
前田
の前四人。積極的にポジションチェンジを行うようになった。特に本田の縦の動きが大きくなり、ボランチの横からゴール前まで動く。その分空いたスペースに特に香川が入り込んでくる。前田はそれほど動きが変わってないが、両翼のポジションチェンジのおかげでベースライン方向の動きが増えたので別に良いだろう。
前半は途中までボールをキープするも決定機はそれほど多くなかった。前田がフリーで打ったシーンがいくつか、それ以外は全然崩せていない。その証拠に30分経ってもCKは殆ど無かった。が、セットプレーのカウンターから、内田の裏へのボール→本田の突破→香川のシュート→(松井)→長谷部のシュートで先制。ここからの10分で気持ちが切れた相手を押しこみ切ってもう一点取ればもっと楽な試合だっただろう。
後半、少しフワッと入ってしまい、イーブンな展開が続く。遠藤へのプレスが強くなりボールが回らなくなったのが原因だろう。で、例のオフサイドか今野のバックパスか微妙なプレーからPK、川島の退場と続く。直前に香川→岡崎、それからこのプレーで前田→西川と代わり
岡崎長谷部遠藤松井
本田
の4-4-1にチェンジ。本田がロングボールを競り裏の松井岡崎へと出す形に変わる。この時間帯が実は一番攻撃が良かった。やれることが減って悩まなくなったからかな。その一連の流れのままカウンターを狙い、岡崎が倒されて帳尻PK。これを本田がど真ん中に決めて2-1。そのまま守りきった。

攻撃が今ひとつ停滞したのは、相手がかなり絞ってサイドをフリーにしてきたから。日本のサイドはフリーになるとクロスを上げたがるが、身体能力的に単純なクロスでは日本は点が取れない。相手の守備ブロックの上から殴っていてもこじ開けるのは中々難しい。サイドからでもボランチからでも良いからもっとガードの隙間にボールを入れていかなければCKすら取れない。
後半、特に追いつかれてからは遠藤がそういうパスを出していた。隙間で受ける事にかけてはワールドクラスの香川が居るので、前半からもっと出来たと思うんだが、それ。ちなみに隙間でのプレーが日本で一番上手いのは個人的には中村憲剛だと思っている。出し手能力+受け手能力の和なら、ね。

川島5.0
別に悪いプレーは無かった。ただ、例のシーンで真ん中にクリアしてしまったのは問題かな。

内田6.0
守備もまあまあ良いが、ボールを取ってからパスの判断が意外と良かった。先制シーンで本田に出したパスなんかその好例。

吉田6.0
ビルドアップの時のCBの距離感がいつの間にか改善されとる。これくらい広く取って間に前の奴らが顔を出してくる形ならボランチのラインで取られることはそうそうあるまい。

今野6.0
守備は良かった。CKから惜しいシュートも打った。特に問題ない。

長友5.5
ファウル多くね?ちなみに失点シーンは見送らずクリアしとけばああはならなかった。

長谷部6.5
バックパスは中途半端だったな。ただプレーは全体に良かった。ボランチとして攻守に運動量もあったし得点も決めた。

遠藤6.5
後半に出しまくった鋭い縦パスを前半から出そう。香川なら受けられる。

松井6.0
ヨルダン戦より圧倒的に良くなった。ただDFブロックの外を回るようなプレーは多いな。

本田7.0
ヨルダン戦の全タッチ集を見て気づいたんだが、こいつ殆どボールロストが無い。今日も殆ど無かったな。どこに置いても一定の働きをするので今の位置がベストなのかなあ。出し手としても受け手としても働ける今の位置が。

香川5.5
まあ香川のせいじゃないよ。ボールが来ないんだもの、内側に入っても。DFブロックの外側では凡庸な選手なのでこの評価。パス入れてやれ。前田がバリオスだったら、松井がゲッツェだったら、遠藤がシャヒンだったら、香川は輝ける。まあもしそうならアジアカップごとき、ぶっちぎりで優勝するだろうが。

前田6.0
フリーでシュートは打てている。後は決めるだけ。こういう場合に足りないのは技術、精神力、運のどれかだが、フリーで打ててるんだからトップレベルでの技術もクソもない。決める技術?ニ年連続得点王に今さあら何を。精神力は試合をこなしていく内にどれかが入って当たり出すだろう。運はもう知らんよ。ポストとしてもまあまあ通用しているので取り立てて外す必要は無いか。もっとボールを受けた後で上手く捌きたいが。

岡崎6.5
岡崎が良いのは、相手のラインの裏に入り込んで、一発で相手のガードを無効化できるからだ。投入のタイミングと試合展開がバッチリあったと言える。

西川6.0
及第点。

細貝
採点不能だが、ゲームクローズに役立った。

ザッケローニ6.5
采配は完璧。香川→岡崎が報われたのは運だが、前田を落として本田をトップに回す、クローズ用に松井→細貝、どちらも大正解。文句無し。守備面も安定している。よほどミスが重なるか不運が訪れない限り、このレベルでは失点しない。後は攻撃面だ。
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2011年01月11日

アジアカップ2011GL第一節

ヨルダン 1-1 日本

まあ吉田の自作自演だったと言えばそう言えなくもないが、まあ冗談はさておいて、これだけ苦しいコンディションの中、まあこんなもんだろ。
何しろ日本には大量の言い訳がある。天皇杯決勝が8日前、国内では10人しか揃わずまともな練習が出来るようになったのは現地入りしてから。ヨーロッパ組はシーズンど真ん中だが、ロシア組はだいぶ前にシーズンが終わってるし。練習試合はアルゼンチンと韓国とやった奴以来、面子も今とは違うのに。DFラインにけが人が続出したし。
ただそれでも、少しずつ合わせていって、決勝トーナメントではいいところまで行って欲しい。次回予選免除になる3位が取れれば合格かな。仮に駄目だったとしてもまあやってるサッカーが良ければまあ良し。そこはザッケローニの言うとおり。

この試合自体に言及すると、終始ポゼッションで上回り、各種スタッツも圧倒。正直に言うと不当な引き分けではある。ただ全体としては攻撃が停滞し、特に前半はgdgdだった。吉田の得点が不当に取り消されたりしたってのはあったけど決定機もそれほど多くなかった。
守備はそれほど悪くない。被枠内二つ、うち一つがGK正面に飛ぶはずだったのにブロックした足に当たってたまたまゴールに入っただけ。不運な、改めて言うが不当な引き分けだ。カウンターの対処は軽いところもあったけど、それは昔から一緒。
はっきり言ってヨルダンは強くなかった。宇都宮徹壱とかはヨルダンは意外と強かったとか言ってるが、全然そんな事ない。結果的に負けそうだったからそう見えるだけ。前半途中まではそこそこ前からボールを追っていたが後半は完全にベタ引きだった。カウンターは身体能力ゴリ押しで迫力があるが技術が伴っていない。じゃあ何で負けかけたかと言えば、そもそもサッカーがそういうゲームだというのと、やっぱり二本の攻撃が悪かったって事だろうな。
最終的には押しこんで押し込み続けたまま追いついたわけだし、まあ可はあげられる内容、結果だっただろう。それにしても最後の方は本当にアメフトでラスト1ヤードをライン組んだまま押し潰すようなゴールだった。

思うに、フォーメーションが噛み合ってないのではないか。
川島
内田吉田今野長友
長谷部遠藤
松井本田香川
前田
で入って、45分で前田→李、60分くらいに松井→岡崎で本田香川岡崎に並べ直す、最後は本田→藤本。つまり終始4-2-3-1を保ったわけだ。ところが、これが全然機能しなかった。何故なら香川がトップ下以外では完全に凡庸な選手に留まったからだ。上げて落とすタイプのクロスがクソ、軽いミスパスも多い。サイドでは勝負させてもパワーが無いから引いてしまえば怖くない。
本田もトップ下にはこだわりがありそうだが、本田はもっと器用にどこでも出来る、そういうパスの技術を持っている。香川にはそれがない。その代わりふっと消えて狭い場所に入り込んで瞬時にワンタッチでパス、シュートを出す技術がある。本田にはそれはない。
本田はニアに入り込んでゴリ押しするタイプで香川はファーに消えるタイプ(ちなみに、喩えだ)だというだけだけど。
ではどうすべきか。四つくらい思いついた。どれを、あるいはどんな別の形をザッケローニが採用するのか見てみたい。

一つ目
前田out岡崎inで岡崎をサイドハーフにしてしまう。
つまり
松井香川岡崎
本田
にする。まあW杯仕様だ。前田はポストプレーはそこそこウマいと思うがゴール前とその下に居すぎだと思う。もっとサイドに動いたほうが良い。という仕事を本田にやらせて香川を本来の位置に持ってくる。岡崎は得点力の高い大久保みたいな使い方。ただ、これは相手がベタ引きしてくるならあまり意味はなさそうだ。

二つ目
松井out岡崎inでやっぱり岡崎がサイドハーフ。
本田香川岡崎
前田
の形。後半、李が余りにクソだったが、それでもこの並びはかなり機能した。李がもっとポジションチェンジをすれば香川がもっと生きてもっと簡単に追いつけただろう。その李を前田に代えたというだけ。まあ一番無難ではある。ただ、俺にいい考えがある。

三つ目
松井outで伊野波in
何を言っているんだと思われるかもしれないが、大真面目だ。今の「個人の技術云々ではなく人数が足りなくてカウンターに脆い」という問題と「前線が渋滞してポジションチェンジも無い」という問題を何とか解決しようと思ったのだ。
内田吉田伊野波長友
長谷部今野遠藤
香川
本田前田
の4-3-1-2にしてしまえば良い。どうせサイドハーフを入れても内に内に来るので、サイド攻撃はSBと2topが流れることにお任せしてしまって、中で崩す。香川の追い越す動き、前田本田の身体の強さと下がってからのポストプレー、長谷部遠藤の飛び出し、今野アンカーによる守備の安定など、メリットは沢山ある。っていうか香川と本田を真ん中に共存させるにはこれくらいしか無い。CBは伊野波ではなくても良いが、まあスピード系のCBにしとけばカウンターも怖くないだろ。高さは吉田で補えるし。サイド攻撃は貧弱になるだろうが、知ったことか。どうせベタ引きされるなら真ん中から狭いところを個人技とコンビネーションでぶち抜いてしまえ、というコンセプト。本田の相方を岡崎にしても面白いが、本田をポストプレー専従から開放してやりたいという俺の意向を反映して前田を採用。

四つ目
これは半ばギャグ。選手からは絶対に不満が出る。だが、お前らの日頃のプレー位置を考慮したんだよと言って黙らせよう。
長谷部本田
松井香川岡崎
前田
どや!香川を本田と真ん中に共存させてやったで!

では採点。

川島6.0
失点はノーチャンス。他にミスは無し。ピンチも殆ど無し。採点不能に近い。

内田6.0
松井と組んで攻撃参加をした時間は割と良かった。それ以外は何とも。見せてはくれなかったが。

吉田6.5
守備は合格。高さは十分で、セットプレーでも流れでも効いていた。対人も強い。軽率なミスパスをするタイプのように視えるがこの先それだけがちょっと不安。

今野6.0
特に言うことは無い。よく守ったと言える。カウンターにあれだけ晒されたわけだし。

長友5.5
ちょっと悪い。攻撃参加がイマイチ。多分香川とのコンビネーションがウンコだから。コンビもクソも無かった。あと競り合いは普段はもっと強いように思うんだが、疲労か?

遠藤5.5
滑ってかわされたプレーで引いたわけではない。まああれもマイナス要素だが、それ以前に遠藤がこれだけ守備に奔走してるのがまずくないか。長谷部との役割分担がいい加減な気がする。っていうか守備専従のアンカーを一人入れたい。それとCB二人残しておけば何とかなるだろ。現時点ではそれを遠藤がやってるが、それは適性から言えば間違い。

長谷部6.5
一方、目立ちまくるのが長谷部。あれだけボランチとしてゴール前に顔を出せば、そりゃね。パスも良いしシュートも良かった。問題を上げるなら長谷部が不在時の守備か。まあそれは遠藤のところに書いたんで略。

松井5.5
ドリブル取られすぎワロタ。ただ仕掛けるいっこ前の段階は結構ウマい。仕掛けてから球離れが悪い気はするが。

本田5.5
トップ下だが前で香川とプレイエリアかぶりすぎ。距離感が悪すぎる。後半の方が良かったが、まあ不本意だろうな、ああいう活き方は。

香川5.5
まあ効いてたっちゃ効いてたんだが、一対一のシュートをキーパーに当ててしまったり、らしくないミスがあった。狭いところで受けられた時は良いプレーを見せてたのでトップ下専用だと思われる。サイドハーフとしては凡庸。岡崎のほうがマシ。言い過ぎか。

前田5.5
もっとサイドに動いてボールと飛び出しを引き出したほうが良い。渋滞していたので。まあゴール前に張り付きたい気持ちは分かるし、だから真下にしか降りたくないんだろうが。

李5.0
シュート無しってお前。

岡崎5.5
飛び出しでラインを下げさせたりポジションチェンジで攻撃を活性化させたりと活躍。惜しいシュートもあった。

ザッケローニ5.5
本来勝つべき試合を引き分けたので。かなり怒り心頭という感じの顔をしていたので修正に期待。
posted by terarorz at 01:34| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツとか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月13日

不当で正当な引き分け

韓国 0-0 日本

韓国のハンドは見逃されたが、別にそれ以外の所で点を取ってもおかしくなかったし、点を取られてもおかしくなかった。今日はたまたま引き分けだった。だからこの結果は不当だけども正当だと言える。

全体にはとにかく韓国が75分頑張って15分は根性で支えるサッカーをやってきたのでその通りの展開になった。前後半ともに最初の15分は押され気味、次の15分はイーブン、最後の15分は押しこむという展開。まあ後半は選手交代もあってそれほど押し込めなかったが。チャンスは明確に相手より多く作ったしこっちの方が伸び代のあるサッカーをしているのでそれほど悲観する内容ではなさそう。勿論相手には朴智星が居なかったというエクスキューズはあるしこちらも川島や岡崎、ベテランCB達を欠いたのでそれはそれとして。

まずスタメン。
西川
駒野今野栗原長友
松井長谷部遠藤香川
本田
前田
の4-2-3-1というか4-4-1-1でスタート。後半途中で香川→細貝により
細貝
松井長谷部遠藤本田
前田
の4-1-4-1というか4-3-3にシフト。他の交代は基本的な形には影響を与えず。まあ岡田時代のベースを使って冒険はしなかったという感じ。まあ攻撃については手を加える時間が無かったから仕方ないだろう。
相手は3-4-3だったが実質は普通の4-4-2だったように思われる。がっぷり四つのマッチアップだが本田の位置取り次第で中盤で優位に立てる配置。
しかし、現実には中盤での殴り合いは五分かやや劣勢だった。何故かというとSBとボランチのラインでの組み立てが凄く悪いから。このラインでどうしても前を向けずにバックパスばかりでそのうち攫われるという岡田時代からの悪癖を繰り返していた。そうなると2topにして来ている相手の方が有利になるのは数学的に当たり前。
原因は簡単でCBの距離が近いから。もっと間を開けてGKとトライアングルを作ってその前のスペースにボランチが顔を出してくれば良い。距離を広げれば相手は必ず追いきれなくなる。そこから前を向いた所に本田が合わせれば楽に前にボールが出る。本田に釣られて相手が絞ってくれば松井と香川が暴れれば良い。今はSBから直接ウイングに入れようとして無理が出ている。相手のMFラインに楔のパスを入れれば崩せるし、本田はそれを出来る身体の強さがある。ま、ビルドアップは今後の課題ということで。

守り方についてはこんなもんだろう。縦に適当に入れてくるボールへの対処は良かったしセットプレーもまあまあ守れていた。セカンドボールを拾われたのはちょっと頂けないが自陣でのクリアをもうちょっと繋ぐのか蹴るのか明確にすれば何とかなりそう。本田の位置取りの問題もあるけどそっちは後述。
ペース配分が大人だったので相手ほど波のあるプレーではなくてプレスも安定していた。守備は攻撃よりまとまってきているという感じ。

ほんじゃ採点。

西川6.0
良くも悪くも6.0か。セーブはきちんと見せたが失点につながりうるファンブル、コミュニケーションのミス、さらにキックの精度の低さと、問題は多かった。特にキックについては距離コントロール共に川島との違いを感じさせた。

駒野5.5
押し込まれた時間帯なのでまあ。ドンマイ

内田6.0
特にやられた印象は無いが、ワロスの精度は相変わらず。ビルドアップは悪いが内田一人のせいではない。

今野6.0
クリアに絡むシーンが多かった印象。良くも悪くも無く。

栗原6.0
競り合いに絡むシーンが多かった印象。良くも悪くも無く。ビルドアップは悪いが栗原一人のせいではない。

長友6.0
対人が強いのは良いがちょっとファウルが多い。攻撃面は内田より参加してくるシーンが多くて良かったが裏へのボールへ今ひとつ追いつけず。コンビネーションの問題か?

松井5.5
ドリブルで奪われるシーンが多い。内田のフォローの距離が遠いのは一つの問題だが。決定機でのトラップミスもあり評価は辛目。守備は合格点。

長谷部6.5
攻撃参加が光る。危険なパスミスもあったしビルドアップは悪かったが、いちいち一人ひとりに言っているとキリがないのでそろそろビルドアップについて触れるのはやめる。

遠藤6.0
長谷部よりはサイドに流れる攻撃参加が多い。まあ普通の出来だった。

本田6.5
後半ラストで相手の足が止まった時の攻撃は圧巻だった。散々引きつけてパスを繰り返した後に一番の決定機で自分で打ったのは如何にも本田らしかったが、キーパーの範囲内に飛んだのは残念だった。ボールキープで時間を稼ぐことも多く、アルゼンチン戦よりむしろ良かった印象。ただ、カウンターの時だけは起点になりに下がっても良いんですよ。こっちがボールキープしてる時は邪魔だけど。杓子定規になる必要は無い。

前田6.0
独力で打開というのは少し辛いがキープして叩いて前へというプレーは良かった。少なくとも森本よりは。ロングボールにも競れるので後ろがもうちょっと蹴ってくれるともっと目立ったかもしれない。後ろの人達は前が岡崎や玉田のワントップだった頃に慣れているので余りアバウトには蹴って来ないが、本田と二人でならある程度イーブンのボールも拾えそう。

ザッケローニ6.0
あくまで親善試合だと言い張ってアルゼンチンに勝てそうなのに関口を入れたわけだが、今日も耐え忍べば韓国が自壊すると分かっているのに細貝を使ったり金崎を使ったりする。いい意味で頑固。関口も細貝もかなり動きは悪かったがこうして使われることで慣れていくのだろう。守備面の整備はされてきているので後は攻撃面。ザッケローニは守備というよりどちらかというとワントップの攻撃を作るのが得意な監督なはずなので今後に期待。
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2010年10月09日

興奮冷めやらぬアルヘン

アルゼンチン 0-1 日本

このスコアを先週言ったら一笑に付されただろう。半年前に言ったら可哀想な子を見る目で見られただろう。これが現実らしい。しかも、マイアミの奇跡(笑)とは違う、殴り合いの末に正当に獲得した勝利だ。信じられない。

面子はこちらもあちらもガチ。向こうはそれほどコンディションが良くは見えなかったとはいえ、見た目の豪華さは半端じゃない。
ロメロ
ブルディッソ、デミチェリス、ミリート、エインセ
カンビアッソ、マスチェラーノ
テベス、ダレッサンドロ、メッシ
ミリート
とか書いてるだけで笑える。特に一番のキープレイヤーであるメッシはケガで少し休んでいたのでかなり元気だった。イグアインとテベスがもっと元気だったら負けてたかも。(ミリートは今季はあんなもん)
それに対してこっちは
川島
内田今野栗原長友
岡崎長谷部遠藤香川
本田
森本
と、考えうるほぼベストのメンバー。変える余地は岡崎くらいだろう。CBは全員白紙だったから練習を見てない俺には何も言えない。ちなみに俺の提唱し続けた(と思う、多分)4-4-1-1ないしは4-1-4-1を思い出してくれても全然構わない。

前半15分から見始めたので、例の得点シーンから。中盤で殴り合っている内に相手のミスから岡崎がボールを奪って右サイドを突撃、マイナスのクロスで本田は打ち切れないが、詰めた長谷部のミドル、こぼれ球に岡崎が突っ込んでゲット。ロメロがブッフォンだったら外に逃げたかもしれないが、これはまず長谷部のミドルが良かった。節度のあるハイプレスからショートカウンターに人数をかけるという、ザッケローニの理想の得点パターンが実現した瞬間だったと恐らく思われる。それについては後ほど。

その後はしばらく中盤での殴り合い。段々とポゼッションで負けるが、最後は踏ん張って後半へ。ポゼッションで負けたのは面子の質の差もあるが、他に二つ要因がある。
まずMFの4のラインの横のプレスが悪い。中央に固まったり誰が行くのかはっきりしなかったり、ワーワーサッカーになりかけていた。
それと、本田がずるずると下がるのが悪い。香川は前に運ぶ力があるが、今日の本田はそれほどでもなかった。それなのに下がってしまうと俊輔状態になる。前で来たボールを受けてシンプルにキープor森本とコンビorシュートの三択だけ狙ってれば良いのに。
まあ他の面子にボールを奪った瞬間のプレスを交わして二本目で縦へ、というのが今ひとつ徹底されていなかったのは確かだし、下がって受けたくなるのも分かるが、その後で前に出られないのがちょっと悪すぎる。いや、守備での貢献はそこそこあるんだけど。

とか何とか言ってたらさ、休息で体力が回復したのもあったとは言え、どっちも解消されてやんの。相手DFライン時の4-4のラインもそうだし、森本と本田がかなり横の関係に近づいたのもそう。日本代表の試合を見てて、俺と監督の考えが一致したのは久しぶりかも。この時間帯はまたしばらく押して、CKを何本か取ったと思う。言われたことをやり切る力は日本人らしい。
その後は少しテストモード。前田は別に構わないが香川outで困ったときに時間を稼げなくなる。全体にオーバーペースで疲れも来てる。ここで中央で憲剛がキープしてくれれば良かったがそうも行かず、さりとてサイドに回った本田は疲れている。この時間帯は辛かった。メッシに押し込まれまくって本当にやられそうだった。DFの最後の頑張りとテベス、イグアインのおかげで難を逃れる。
最終盤はまたオープンガードの殴り合い。相手がDFを削ってどんどん前に入れてくるから当たり前なんだけど。こういうのをクローズ出来無いのは甘いところだと思う。日本人は鳥かご上手いんだし、5分くらいキープしてみろよ。まあ親善試合だけどさ。

で、まあ大金星な訳だ。しかも内容はほぼ五分。ポゼッションは譲ったしCKも相手の方が多いが、決定機の数、個々の一対一でそれほど劣った印象は無い。メッシは人外だったし向こうはまだ伸び代はあるだろうが、不調のアルゼンチンに観光ついでにボコされるのが過去の日本だったわけで。自信もついたことだろうし、実に良いことばかりだった。アルゼンチンはご愁傷様だが、バティスタ解任は既定路線として、次は誰だろうね?

では採点。

川島6.0
もうちょい上げても良いが、最後までゴールマウスを守ったなら、だな。ケガとは言え。

内田5.5
対面したサイドが攻撃力不足だったので守備の不安は露呈せず。エインセが上がってきたらやばかったが、元々向こうは4CB気味にして前のタレントに任せるチームだしね。クロスの精度には文句あり。何とかしろ。っていうかシュートで良いよもう。

今野6.0
対人強い……?余り印象無し。メッシやテベスみたいな小兵はむしろやりやすそうだった。

栗原6.0
イグアイン担当……?余り印象無し。こちらも小兵に振り切られない。まあ慣れてるからな、チョコマカ系は。総じて二人はコンビとしても良かったが、多分日本でコンビとかいう思考停止ワードで語られている部分がイタリア人によって整理されたから上手く行ったんだろう。即席でもアレくらい出来るのが本来だという気がする。いや推測だけどさ。

長友6.0
攻守両面で普通だったので普通の評価。若干戻りが悪いのとファウルの数が気になる。

遠藤6.0
中盤で居座る時間が増えたのか、守備が良くなったように見える。交代はガス欠気味だったので仕方ないか。

長谷部6.5
影で良く貢献したと思う。シュートも良かったし、縦に長くグラウンダーを入れられるのが良い。カウンターの時にアンカーがアレくらいパスを出せるとかなり良い。多分コンビを組む相手がコンダクターになるから、十分すぎるスキルと言える。守備もそれほど文句ないかな。

岡崎6.5
サイドで奮闘。決して得意なポジションでは無いと思うが、腐らずに上下動を繰り返しゴールにまで絡む。真骨頂と言える。ウイング的な仕事は内田がやってくれるしね。

香川6.5
持ち上がる、キープ、決定的パス、と攻撃面での貢献が凄い。守備もまあまあ働いていたはず。相手のボールを奪った後の気の利いたパスは良かった。もうちょっとゴール前に出られないか?アルゼンチン相手では厳しいか。

本田5.5
いや、そこまで悪かったとは思わんが、もっと出来るだろお前。CSKAでボランチなんかやってるからそうなるのか。本田はミドルレンジからのシュートが一番生きる訳で、ボランチとして後ろから出てきて一発というのは悪くないんだが、そのプレイエリアに慣れてしまうと前からどんどん下りてきて邪魔になる。それくらいだったら前に張り付いていてくれたほうが。キープは上手いしボックス付近でも仕事出来るんだしさ。誰かさんと違って。

森本5.5
良いか悪いかで言ったら、悪いんじゃないか?ボールを収める役割を殆ど出来なかった。確かに本田はそれをやってくれるけど、本田にやらせるだけじゃなくて本田に自分を追い越させるようなプレーは出来無いかなあ。っていうか、出来ないなら点を取ってくれ。そうしたら文句言わん。チェイシグだけがサッカーじゃないぞ。それじゃ師匠だよ。

ザッケローニ6.5
今日やろうとしたポイントを勝手に予想する。
・前線からの節度あるプレスでそれほど走らずにサイドへと追い込む
・人数を掛けて奪い取る
・カウンターには4人突撃して後ろ4-2はそれから攻撃参加
・最終的に押し込まれても良いけど基本的にはラインage
・4バックのゾーンの確認
こんなもんだろ。攻撃面には殆ど手がついてない印象だが、それでもかなり縦に早くなったと思う。アルゼンチンみたいなドリブルゴリ押しじゃなくてパスでしっかり前に行ってるのは、やっぱり技術があったってことだろうな。やればできるのにやらせなかった岡田武史さんも居たけど。
とりあえず俺好みの采配をしてくれるので何も言わん。頑張れ。
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2010年07月10日

ふと思った

今大会のオランダって、後ろ4人とデヨング、ファンボメルで守りながら前4人で攻めるってスタイル。
当然6人しか居ないから押し込まれるんだがのらりくらりやっている内に前でポロッと点を取る。
それで守り倒しながらカウンターを狙う。
凄く弱そうだし実際そんなに強くないんだけど何故か勝つ。

どっかで見たスタイルだと思ったら、今年のミランだ。弱い弱い詐欺って奴。引きこんでおいて前線のタレントの電光石火のカウンター。しかも個人技オンリー。
オランダはミランほど後ろが固くないからミランよりさらに危なっかしくてついつい攻めたくなるんだが、前線のタレントはミランより上。始末が悪い。
レアルも沈んだミランスタイルにブラジルが嵌められたと考えれば納得が行く。

と、すると、スペインもオランダに負けるかというと、ところがどっこいそうは行かない。
ミランのカウンターに対する対策は、こちらも不用意に攻撃参加しないで4人くらい残しておくこと。2人しか残さないレアルは潰された。これだと個人技頼みの向こうはセットプレー以外点が取れなくなる。こっちは押し込めるからセットプレーの数が増える。つまり力押しで押しつぶせる。スペインが不用意にイケイケにならなきゃ負けない。
そして、次は決勝。お互いが慎重に入ることでつまらない試合になると有名な決勝戦。デルボスケがよほどアホで無い限りスペインの勝ちは固い。

だから俺はオランダ応援するけどね。
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2010年06月25日

陽はまた昇る、か?

日本が敗退した後に書こうと思っていた記事がある。
それがこれ。

弱者のカウンター+セットプレーというのは基本中の基本だけど、そのセットプレーが直接FKってチームは中々無いだろう。あのセットプレーの鬼と言えるボルドーだって基本は合わせるプレーだ。
ただ、これが、これこそが日本の目指す道だとは思う。小手先の小器用さ、集中して蹴れる環境、直接FKは農耕民族向きだ。あとは勤勉さと集中力を活かして守り切る。
国内のでかいヤツは片っ端からCBにして後ろだけは高さで負けないようにする。前の選手になればなるほど平面での勝負が増えるんだから多少小さくても大丈夫だろう、と。最前線に一人は時間稼ぎとファウルをもらうためにでかいヤツが欲しいけど。

そう、何を隠そう、今回の岡田JAPANとやらに、俺は自分の思い描く理想の日本サッカーを実現されてしまったのだ。もちろん、もっと鋭いカウンターが出るべきだとか、守備ラインが整理されるべきだとか、プレスのかけどころが統一されるべきだとか言いたいことはあるが、それはほとんどディティールであって、根幹は今回の岡田JAPAN(そしてチリ)で表現されてしまった。

岡田の凄いところは、ボトムアップでここに辿り着いたことだ。ビジョンがなく目の前の問題を解決する能力にのみ長けているくせに、相手の長所を消したついでにちょっと自分たちの良さを出そうとする、その作業を繰り返した結果として理想とすら言える戦い方を編み出す。その能力には素直に感心して良い。

もちろん、去年オランダとやった時からカウンターを指向していたら、もっと強いチームが出来ていたはずなので、その先見性のなさは叱責されるべきだ。この3試合でどんどん攻撃の形が良くなったのを見て、もっと早くに切り替えていればと思った識者は国内に山ほど居るはずだ。

ちなみに、小兵はポゼッションサッカーをやるべきだ、というのは間違っている。他のもっとボールを自在に扱える競技で考えればすぐわかる。例えばバスケでは、小兵は速攻を狙う、平面で勝負する、高さで崩せないから。
ボックスの中に8人集まるような守り方をされると、パスサッカーでは崩せない。それはスイスが証明した。小兵は縦に早いパスを使うべきだ。それが行き詰まったらパスワークを使ってもいいが。

こういう戦い方をすると必然的にカウンターのシーンが目立つ。しかしそれこそが目指すべき道であって、ポゼッションなんてつまらんことをやってはならない。その場合こそフィジカルの差が全面に出て押しつぶされる。ポゼッションサッカーはよりフィジカルが強いポゼッションサッカーに絶対に勝てないから、日本人はこの道に進んではならないのだ。

全員が縦に早いサッカーをやったら日本人の特色が出ない、そういう見方もあるかもしれない。日本の差別化に本当になっているのか?典型的な弱者のサッカーじゃないのか?と言われるかもしれない。
そうではない。上下動が激しくなり走る距離が伸びるに従って日本人の長距離走の強さが出る。押し込まれてすぐ集中を切らすアフリカ人たちとは違い粘り強く守ることが出来る。勤勉にチェックを繰り返すことが出来る。加えて直接FKの数が増えれば尚良い。そういえば、日本人選手は他の国の選手に比べてすぐ倒れることで知られている。
実は、日本人はサッカーに物凄く向いているのではないか?個人的な感情を挟んで言うが、少なくともバスケよりは向いている。

これを日本人の何割がわかっているだろうか。日本人が本当にスペインのようなパスワークを目指すべきだと思っているなら、それは本当にナンセンスだ。むしろ目指すのは今大会のブラジル、そして何よりビエルサのチリだ。

大体、みんな解ったような顔でスペインの美しいサッカーとか言うが、本当にあんなんが面白いと思ってんのか。片方が一方的にボールをキープして袋叩きにするような展開を。雑魚をなぶり殺しにするような光景を。縦に早いダイナミックな速攻の方がよほど美しいだろうが。言いたくは無いが、プレミアの殴り合いは深みはなくても動物的に面白いだろうがよ。
ポゼッションサッカーが美しいと思う奴にやってみたい実験がある。サッカーはボールを足で扱う競技だが、選手の技量が向上するに従って戦術はむしろボールを手で扱う競技に近づいていく。行き着く先はバスケかせいぜいがハンドボールだ。以上の理屈をこねた上で何かの参考にとバスケど素人の君たちが、スパーズの試合とサンズの試合を観たとしよう。どちらを面白いと思うだろうか?100%サンズだ。美とかいう動物的な感覚は間違いなくそう言う。
そこでもう一度聞く。本当にポゼッションサッカーが面白いか?行き着く先は、この退屈なスパーズのセットオフェンスだぞ。

今後日本サッカーが岡田(旧)のサッカーに戻っていくようでは陽はまた沈むだろう。もう一度日の出を拝みたいのなら、岡田の路線を継続するべきだ。次の4年を考えれば岡田続投の線は100%有り得ない(何故なら岡田にはビジョンが無い)が、カウンターサッカーの目を潰してはならない。ましてやその理由が、美しさなどという何の指標も無い個人の価値観であってはならない。
日本人の民族気質は明らかに守備的なカウンターサッカーに向いているというのに。スペインサッカーの猿真似なんかやめちまえ。
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2010年06月22日

GL2周目

GroupA

フランス(笑)
まあメキシコは強かったか。

ウルグアイが南アフリカを丁寧にたたき潰したのが印象的だった。開催国とはいえ普通にやれば勝てる相手なのは明白なのに、ウルグアイの古豪としてのプライドを押し殺してまできっちりカウンター対策をしながら潰した。そうさせたのが初戦のチャバララのゴールだったとも言える。

このグループはウルグアイとメキシコが最終戦で引き分ければ両チームの勝ち抜けが自動的に決まる。というか、ウルグアイが1-0で勝ってフランスが3-0で勝ってもメキシコが抜ける。やらなくても良いくらい。


GroupB

アルゼンチン相手に正面から殴り合いを挑んだ韓国△。そしてギリシャに負けるナイジェリアとか荷物をまとめて国に帰るべき。

だが韓国は得失点差で余計なハンデを負う羽目になった。ナイジェリアに負けた場合ややこしいことになる。ギリシャは勝ち点をアルゼンチンから取れるとは思えないので敗退決定と見て良い。まあここは韓国がナイジェリアを順当に倒すだろう。


GroupC

イングランドが厳しい。アルジェリアなど本来草刈り場になるべき存在なのだがあんなにダラダラとしたサッカーをやっては勝てん。逆にアメリカに引き分けたスロベニアは命拾いだろう。本来負け試合だったのだが審判に救われた。

おかげで混戦模様である。アメリカがまずアルジェリアに勝つとみて突破決定か。プレー内容からするとここはほぼ固い。スロベニアは引き分けでも良いとは言え意外と東欧にありがちな守備の良いチームではなくむしろ殴り合うチーム。きちんと引き分けることが出来るだろうか。イングランドは厳しいが、まだわからない。


GroupD

ガーナがアホすぎる。気を抜くという特徴は知っていたがオーストラリアに引き分けるようでは生きている意味がない。ここに来てエッシェンの不在が、パサーの不在が響くか。受け手は豊富なんだが出し手が少なく、引かれると意外と何も出来無い。

セルビアはやはり不調だが気合いで勝ち点をもぎ取った。やはり二人のサイドアタッカーが決め手となる。逆にドイツは不甲斐ない。クローゼのファウルはまあイエローだし、判定に文句をつけるわけにも行かない。こういう時に強いのがドイツだが、バラック不在のチームはまとまるのだろうか。

最終戦はセルビアが引き分けてガーナVSドイツが引き分けだとガーナとドイツが抜け。ガーナが勝つとガーナとセルビア。ドイツが勝つと多分ガーナとドイツ。
セルビアが勝てばガーナVSドイツの勝った方(引き分けの場合ガーナ)とセルビアが勝ち抜け。

まずドイツとガーナだが引き分けでも良いガーナとは言え恐らくきちんと勝負するはず。この場合ガーナが優勢。ドイツは攻めに回ると強いが受けに回ると守りきれないと見て良い。セルビア戦もそうだったが。DFが身体能力に欠けるところがあり中盤も攻撃的すぎる。
こうして見ると意外とセルビアは安泰。引き分けても多分ガーナが勝つおかげで行ける。
ドイツは何が何でも勝たなければ行けないが、前述の通り厳しい。
地味にオーストラリアが勝つと可能性が残っているのが憎い。オーストラリアが勝った場合はしかし得失点差が厳しいので通過は難しいだろうが。


GroupE

カメルーン弱すぎ。左SBが穴すぎてデンマークにボッコにされた。ただデンマークもDFラインからの組み立てがプレスにやられてミスを多発。意外と噛みあっていないということが判明。しかし4-4のラインの美しさは大会随一だと思う。

オランダと対峙した日本だがまあよく頑張った方だろう。組織はあまりしっかりしていないが粘り強くボールにアタックし続けたのは流石。ただオランダも1-0で良しとしていたので何とも言えない。カメルーンには勝てるだろうという計算も垣間見えた。
得失点差をキープしようという考えが見えなかったのは残念。カメルーンが2-1で負けたのはまあ結果論だがやはり得失点差のアドバンテージをデンマークに対して取っておくべきだった。川島に感謝しよう。失点も川島の責任だが。

突破の行方はデンマークVS日本の一騎打ちで決まる。幸い得失点差で日本が有利。引き分け狙いは必要ないが、無理する必要もないという程度か。まあ多分守りきれない。FKかCKからの失点だろう。押し込まれてファウルするという釣男や大久保の悪い癖があるからだ。それが出なければ、引き分けは狙えるかもしれない。


GroupF

パラグアイが強い。守備は堅いし繋ぎもカウンターも行けるクチ。南米の強豪というイメージがしっくり来る。最後がNZだし突破は固いだろう。
イタリアも結局パラグアイに引き分けたというのが大きく、スロバキアを潰して上がれるのではないか。というかスロバキアに覇気がなさすぎる。何しに来たんだあいつら。


GroupG

ブラジルが強い。強すぎる。正直に行ってコートジボワールはかなり強い。たぶんDとG以外のどこのグループに入っても突破しただろう。他のどの2位通過のチームより強く、もちろん日本やデンマークより強い。もしかしたらポルトガルより強いかもしれない。それでも、ブラジルはもっと強かった。そして何より、コートジボワールは対戦順が悪かった。北朝鮮が同じ恥を繰り返すまいと引き込もってしまっては9点は取れない。
ただし、可能性は無ではない。ドゥンガは最終戦を引き分けで良しとするような甘い男では無い。確実に勝ちに来る。たぶんポルトガルには勝つ。そして北朝鮮が思い出作りのために打ち合うパターンも十分あり得る。その場合、まだわからない。
まあこれは理想論で、やっぱりコートジボワールの抜けは無いと思う。上記の条件が揃っても、彼らは捨ててしまう可能性が高い。試合終盤、足の裏を見せたタックルを連発したあのプレーを見せられてしまってはそう思う他無い。アフリカ勢の、集中力の無さという人種的欠陥はこういうコンペティションでは辛い。


GroupH

ここはチリが面白すぎる。攻めダルマであり決定力不足。選手の技量は日本と大して変わらないのだがとにかく攻める。ピエルサという監督の真骨頂だろう。たぶんスペインと派手に撃ちあって滅びると思う。
さて、そしてスイスがホンジュラスに勝つと仮定するとどうだろう?この仮定は覇気のないホンジュラスを見ればほぼ正しいと言えるのだが。
この場合得失点差になるが、チリの大敗を仮定するとチリが落ちる。恐らく、そうなるのではないか。
しかしそれがピエルサのサッカーだ。面白い。
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2010年06月19日

W杯GL1週目雑感

GroupA

フランス、メキシコの抜けを予想していたが、一周目が終わった段階ではウルグアイ、フランスに変わった。まあ今ではウルグアイ、メキシコだけど。

ウルグアイは2top+1の威力が尋常じゃない。後ろも3バックで中を固めてくるので、SBの攻撃がまともなチームじゃないと苦労するだろう。

それに対抗したフランスはグルキュフが気負い気味で攻撃が機能しない。
アネルカ
リベリーグルキュフゴブ
トゥラランディアビ
の並びでグルキュフが死ぬと全体が死ぬ。シンプルにジニャックを入れて
ジニャック
リベリーアネルカゴブ
トゥラランディアビ
が良いんじゃないか。

メキシコは1戦目かなりgdgdだったが本来は高いテンションで殴り合いを挑むチーム。ハビエル・エルナンデスやベラ、グアルダードにドス・サントスと前線の面子は強いだけに意外と期待できる。

南アフリカはもう終わった。
1戦目勝ちきれなかったのも痛いけどアレは実力だ。
何より終わってるのが国民。
開催国のファンが2-0にされたくらいで帰るなよ。
民度が低い。低すぎる。


GroupB

韓国通過まであると見たが地元の利を活かしてナイジェリアかな……。
と思っていた。試合を観た感じではアルゼンチン、韓国の勝ち抜けが固い。

アルゼンチンは別格。前線のメンバーが強すぎる。イグアインをフォローするメッシとテベス、マキシ。後ろがどんなであれ4強くらいまで見える。
ただ、その上はかなり厳しい。後ろの特にデミチェリスが不安すぎる。8強くらいからレベルが格段に上がるのがW杯。そのレベルの攻撃には耐えきれまい。

韓国はギリシャを正面から殴り倒すという素晴らしい力を見せた。カウンターで若干やられた面もあったが持ち前の運動量と球際の激しさは欧州標準で通用する感じ。核となる朴智星に加えその他の選手の質もそこそこ。8強は厳しいか。

ナイジェリアはカス。アルゼンチン戦の後半で盛り返したように見えるがカス。組織がない、典型的なブラックアフリカのチーム。

ギリシャは固いだけ。カウンターのスピードにやや欠けるのが辛い。勿論そこでファウルを貰えば必殺のセットプレーがあるんだが。


GroupC

イングランドとアメリカの抜けは幾ら何でも固いはず。二つの第一戦のレベルが違いすぎる。4-4-2同士のハイレベルなぶつかり合いと世紀の凡戦ではねえ。

イングランドはメンバーが攻撃一辺倒なのに意外と組織立ったプレスをするのが面白い。流石カペッロ。ジェラードとかランパードとか攻撃で目立つ選手もプレミアの殴り合いで揉まれてるから守りに回っても強いんだよな。GKを含む守備陣を除くと凄く良いチーム。

そしてアメリカ。コンフェデの時も強かったがやはり強い。組織、運動量、カウンターが揃ったお手本の様なチーム。ドノバン、アルティドール、デンプシーの前線はカウンターでもボールを持たされても十分に働ける。ただ、どっちかって言うとカウンターのチームなのでGLより決勝トーナメントで格上相手に威力を発揮するはず。

スロベニアは、まあノバコビッチだけ。

アルジェリアは、えーと、うーんと、まあ、頑張れ。


GroupD

ドイツ、ガーナが勝ち抜け。何故ならこの二つのチームが強いから。

ドイツは、まあ相手がオーストラリアってのを差し引いく必要があるが、初戦はかなり良かった。観てないけど。

ガーナはエッシェンが消えてパサー不在かと思いきや意外と繋ぐサッカーを展開してくる。特にアナンが掘り出し物。守備も意外と組織だっているので後は気持ちがキレる瞬間が訪れなければ16まで行けそう。

セルビアは意外と期待はずれ。クラシッチとヨバノビッチに持たせてサイドアタックという分かりやすいコンセプトはあるんだが、肝心の二人のコンディションが悪い。そこが上がってくればドイツも食えるんだが。守備陣は固いしトップもジギッチが悪くないのでとにかくサイドの二人が復活することが条件。
セルビアVSドイツは録画したが観てないので今から見る。楽しみだ。

オーストラリアはくじ運が悪かった。それだけ。


GroupE

オランダとデンマークの抜けで決まり。第一戦のレベルが違いすぎる。

オランダは圧倒的に強い。DFラインの遅さが気になるけど、GLレベルで破綻することはないだろう。それを補って余りある前線のタレントに、後からロッベンが戻ってくる。内部で不協和音を起こして崩壊しない限りトーナメントもそこそこ行くだろう。

デンマークは弱い相手で取りこぼさない代わりに強い相手には勝てない印象のある堅実なチーム。組織的な4-4のラインは上から見ると見事の一言。アッガーとキアルのCBコンビは安定感があり実に固い。攻撃面は若干苦しいけどGLレベルなら押し切れるだろう。

カメルーンは典型的なブラックアフリカのチーム。組織が無いカス。今回負けて気持ちが切れた場合他の2試合も相当なgdgdが期待できる。

日本はそれでも金星と表現される。組織が無いカメルーン並に組織が無い。バイタルエリアを開けて突撃するMFを見てどれだけハラハラした事か。幸いカメルーンに中盤というものが存在しなかったので負けなかったが、それでも低いDFラインと突撃するMFラインの間のスペースという弱点は余りに見え見えだった。攻撃面も松井と本田以外に迫力というものが皆無。
ただ、MOM級の活躍だった松井と本田でひたすら相手のLSBを攻めつづけたのは大正解。あそこだけが唯一の一対一で勝てるポイントだった。そのイヤらしさだけは買う。


GroupF

イタリアがドロー発進したおかげで混沌とした。どうせどこが勝ち抜けても草刈り場になるだけだから予想もクソも無い。
まあイタリアとパラグアイが抜けるだろ、観てないから知らんけど。


GroupG

ブラジルは流石に強いとして、2位はコートジボワールだと思う。それがポルトガル戦の印象。ドログバ不在だったとしてもそう思う。

ブラジルは別格。サッカーはカウンターをやるのが一番強い。ブラジルは選手個人の力が一番強い。よって、ブラジルがカウンターをやるの一番強い。だから今回のブラジルは一番強い。それ以外に言う事はない。

コートジボワールの何が強いかというとエリクソンが植えつけた守備組織だ。同じブラックアフリカでもカメルーンやナイジェリア側ではなくガーナ側。
ジェルビーニョやカルーの両翼にドログバが絡む前線はそれだけで強いが、ゾコラを後ろに回したCBなんかもかなりしっかりしている。ポルトガルを封じ切ったのは伊達じゃない。勿論ロナウドのあのミドルがポストを叩いていなければそうとも言い切れなかったが。

ポルトガルはここで消えるのが惜しいくらい強い。前線のタレントに加えてしっかりしたCB陣と流動的な中盤のパスワーク。しかしコートジボワールのプレスにはやや苦戦した印象があり、攻撃も単発になったケース目立った。良いチームなんだがなあ。

北朝鮮は鄭大世が頑張ったしハードワークだけは凄かった。らしい。


GroupH

スペイン、スイスの抜けが決まった。このグループでスペインから勝ち点を取れるのはスイスだけだ。それが3ももぎ取ってしまったんだから。

スペインは流石に強い。固いDFラインはよほど運が悪くない限り失点しない。スイスに取られたのもかなりボールの転がった位置が悪かった、つまり運が悪かった部分が大きい。トーレスの調子が悪いのが気になるが適当に押し込んで点数は撮るだろう。
スペイン流のサッカーは片方が一方的に攻め立てるので見ていてツマランが、強いことは強い。

スイスはまさにしてやったり。これで無失点記録が伸びたので頑張っていただきたい。目標はまた無失点で敗退だな。

チリの攻めダルマっぷりを観てみたい。奴ら、8人で攻め4人で嫌々守るらしいぜ。作るチャンスの数ならブラジルをも超えると言われるそのサッカーを見たい。根暗な戦術ヲタクが構築する後先考えない攻撃サッカーを。
密かに3-4-3がどう機能するかも気になる。4-4-2破りとして使えるのだろうか。

ホンジュラス?ああ、そんなチームもあったね。


総評

フラットな4-4の守備組織、フィジカルが強いCFまではどこのチームも殆ど一緒。後は両翼に縦に早い選手を入れてカウンターをやるか、パサーを入れてポゼッションをやるかくらいの違いしか無い。これが結局現行のルールの最適解なんだという戦術に行き着きつつある。革命はまだか、革命は。このままではこの競技は死ぬぞ。ウルグアイの古臭い3バックかチリの玉砕3バックのどっちかが活躍しないとね。
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2010年05月31日

強化試合vsイングランド

日本 1-2 イングランド

日本代表の歴史に残るバカ試合だったんじゃないかこれ。
同時に岡田JAPANで最も良い、強豪相手の試合だったけど。

メンバーは
岡崎
大久保長谷部遠藤本田
阿部
長友釣男中澤今野
川島
の4-1-4-1で
in森本、松井
out岡崎、大久保
と。

頭の方で偶然出会い頭にCKから釣男がゴールをゲット。
これを如何に守り切るか、そういうゲーム展開になった。
ひたすら押し込まれて耐えに耐え続けたが、マンチェスターユナイテッド所属のオウン・ゴールさんが2得点で結局2-1に。
まあそんなもんでしょ。

じゃあ良かったところと悪かったところね。


良かったところ
・少しまともになった守備組織
4人のライン二つの位置を縮まった上にアンカーに阿部を入れたのでかなり固い組織が出来た。
カミカゼプレスをやる癖が長谷部遠藤から抜けなくて、あいつらは最後まで持たなかったけど、そこを改善すればもっと良くなるはず。

・岡田采配
やはり守備から組み立てるのは上手い監督だと再確認した。本田の守備力に期待できない右サイドは対人が強い今野を入れ、長友の守備力に機体出来無い左サイドは大久保を下がらせる。逆にカウンターは左を使い、クロスのシーンでトップと本田に飛び込ませる。
対策は完璧だったと思う。
あとはこれまでの間違った組織づくりを正していくだけだあね。


悪かったところ
・ボールを奪った後
1topの岡崎の所で殆ど起点にならず、ロングボールはチャンスにならない。そして、繋ぐ余裕は無い。したがって、チャンスにならない。
長谷部遠藤が従来の位置をとる上に阿部が居るのでビルドアップが渋滞気味。約束事をきちんと作らないとね。
蹴った時前に森本が居ればもっと違うだろうし、前を向いて本田がボールを持てれば良かったんだけど、後者は特に今日くらいケアされてると厳しい。
守備組織をきちんと作れるならという条件付きだけど4-4-1-1にしないと、二人で点をとるために本田が生かすってのは難しいよ。

・守り切る?
上と関連して。後半頭、押し込まれたときにラインを上げようという意識が足りなかったように思う。あの守り方は後半30分の足が止まった時にやることであって、後半の頭からやることじゃない。あれやったが最後前にボールが出ないでミドルとクロスの嵐を浴びて窒息死する。つまり、オーストラリアの時から何も学んでないってことだ。酷過ぎる。
ただ一つエクスキューズを与えるなら、それくらいコンディションが悪かったんだろう。今は追い込んでるところだろうからね。
でもやっぱり今日の後半のラインは低すぎるな。特に相手の縦の攻めに対して、もうちょっとプレッシャーをかけながら引いていかないと、味方が戻るのが間に合わない。前半はもうちょっと良かったと思うんだけど。


じゃ、採点。

川島6.5
PK止めたGKを責める内容ではない。若干DFラインとのコミュニケーション不足も感じたが、それは岡田が糾弾されるべきことだから良いや。俺の中ではとっくに川島が正GKで決まりだったんだが、今日の出色のパフォーマンスを見て岡田はどうするかな?


釣男6.0
無理なオーバーラップも無く、先制点も取るし、実に良かった。珍しく。2点目も素晴らしいゴールだった。

中澤5.0
スピード面での劣化が著しい。何度ぶち抜かれたら気が済むんだ。あと、守り方なんだけど、ルーニーのマークを受け渡さないでついていってそのゾーンに飛び込まれたことがあったけど、あれで守り方は良いのか?
受け渡した方が安定な気がするけど。

今野5.5
攻撃面でもっと本田をサポートしたい。まあ練習してないんだからしょうがないけど。
対面したレノンにぶち抜かれたこともあったが、守備面は合格。

長友5.5
大久保と一緒にウォルコットやらレノンやらを潰した印象。しかし失点にも絡むなど守備面での判断ミスはやはり多め。まあLSB当確は間違いないんだが。

阿部6.0
アンカーとして実に良かった。実は奪った後のショートパスの判断も良かったんだが、遠藤と長谷部との役割分担が曖昧すぎた。これは岡田の責任。

本田6.0
攻撃面で良く目立った。ミドルも打ったしゴール前にも詰めたしボールを奪われないし。ボールを持って前を向いた瞬間ころぶ俊輔と転ばない本田の違いが出たシーンは多かった。カウンターの時は特にこれが大きな違いとして効いてくる。
ただ、ゴールから遠い位置のプレーが多くて、本人としては不満だろう。

長谷部5.5
前半守備に終われたせいか後半かなり疲れた印象。攻撃での貢献はもっとあっても良かったが、本田とイメージが合わずパスミスが出た。
長谷部はサイドの方が良い気がするから、4-4-1-1の右サイドあたりで使いたいんだけどなあ。

遠藤5.0
長谷部と殆ど印象は変わらないんだが、一点だけ、カウンターの時にボールを止める印象が加わる。出すところが無いのかもしれないが、ちょっと判断が悪い気がする。コンディションが悪いんだろうか。無理して使わず、憲剛で良いと思うのだが。

大久保5.5
カウンターの推進力となり、守備でも働きまわるなどかなり良かった。もちろん最後まで持たなかったが、計算づくだろう。そういう交代だった。
ただ、数的優位でのファウルはやめてくれ。本職のLSHじゃないからしょうがないけどさ。多分左サイドは駒野と長友を並べるのがベスト。
勿論長友が前ね。

岡崎5.5
前で潰され続けた。楔の役、ロングボールで競る役と適正でないことをやらされた上に裏も取れってそりゃ無理だよ。疲労も考慮して途中交代は当然。岡崎は1topも出来るけど、それは遠藤俊輔あたりのパサーと近い位置でプレーできて初めてでしょ?こういう展開になるのはわかってたんだから、森本だよそこは。
補完性を考えると、後が無い試合や勝てそうな試合で森本岡崎本田が前に揃う姿を見てみたいとは思うが、無理だろう。

岡田6.0
4-1-4-1だったら中盤の構成はむしろ岡崎遠藤長谷部大久保とかにして、トップに本田だよ、今回の面子なら。1topにキープを求めるか突破を求めるかって話になるけどさ。どの道1topは一人でボールを持つ時間が増えるんだから。
もちろん森本,本田,長友憲剛稲本長谷部(調子次第では松井もあり)の4-4-1-1がベストだという持論を俺は譲らないがね。
もう一つ、CKやFKからのカウンターの形を密かに練習してるっぽいのが良かった。相手CBが上がってくるシチュエーションとか常識的に考えて一番カウンターの狙えるポイントだからね。まあカウンターやるチームの常識だと思うけど。左サイドから来たボールをクリアして左サイドハーフに展開、何故か上がってきた左CBを経由して裏へ走らせシュート乃至はクロスからフィニッシュっていう狙いがかなり明確だった。あれが右だったらどうなるんだろうか?右でも左を使うのかとか、興味が尽きない。
posted by terarorz at 00:02| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツとか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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