2017年02月19日

東芝 粉飾の原点

東芝とかいうバカでかい重電企業が債務超過の危機にある.東芝からも2016年の半ば(だったかな)に粉飾決済の話は出ていた.純資産1兆2千億に対して粉飾額が7000億あったこと.そして2017年になって,ウエスチングハウスの側で5000億くらいの赤字が出ていることを認めた.後者が4999億だったことから考えて,それより多い額を不当に低く出しているのはまず間違いない.2017年2月の段階では,少なくとも12月の段階で債務超過状態にありその後回復するという見込みも会計監査人からのお墨付きなしという状態であることがわかっている.国や銀行がどれだけ資金を投入するかは分からないが,恐らく数年後には無くなっているだろう.
2015年の段階でそれを指摘していたのが日経ビジネス誌であった.粉飾決済が積み重なって凄まじい赤字があること,そしてウエスチングハウスの買収が大失敗であること,どちらもだ.本書はその顛末と,それを明らかにした取材の記録である.特に,個々の社員による生々しい内部告発の文章は強烈だ.恐らく強力であろう東芝の法務部門と戦うことになっても勝つという自信があって出したのだ.珠玉と言って良い.

posted by terarorz at 17:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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