2011年10月08日

キリンカップ VSベトナム

日本 1-0 ベトナム

凄く実験的な試合だったので色々考えることがあって、twitterの文字制限では辛い。よってこっちに書く。

西川
栗原今野槙野
駒野長谷部細貝長友
藤本李香川
の3-4-3でスタート。4はフラット。
この配置のポイントはバイタルの使い方で、例えば4-2-3-1にすれば本田圭佑が居るような位置が空きやすい。そこに自由に人が入って行って相手を混乱させるのが一つのねらい。主なユーザーは藤本香川のSTと長谷部細貝のボランチ、あと李。
逆にここに人が入って行かないようだと攻撃がサイド一辺倒になる。ハーフナーが居るならそれでも良いだろうが、李は別にそんなに高いわけでもないしクロスもあんまり良くなかったので、ちょっとどうかなあと。
ユーザーの質について言うと、香川はああいう所で受けさせたらブンデスで無双するレベル、藤本もまあまあ、長谷部と細貝はうんこ。長谷部は4-2-3-1の真ん中をやらせた時もそうだけど、ゴールに背を向けるプレーに慣れてない。李からの落としでは長谷部もあの空間を使えていたけど、攻撃のバリエーションを増やせているわけではなかったので、あまり意味が無い。

効果的な中央からの攻撃が行えなかった理由はもう一つ、ビルドアップが、というかトップ下の空間へのパス出しが悪かった。バルサをお手本にはしたくないけど、やっぱりトライアングルを多く作るのがパスコースを増やす基本。これは実は「攻撃時にCBを1枚余らせる」のが一つの解決策になる。普通は守備時に1枚余らせるのだけど。
例えばリバプールが昔やっていたのが、相手が2トップにしてCBにプレスしてくる場合にCBを超ワイドに開かせてGKやボランチを使って左右を繋ぐ方法。擬似的に3バック+GKにする。そうすると絶対に相手の2トップはボールを追いきれなくなる。後はボランチが縦にポジションチェンジを繰り返すだけで大体相手はついてこれない。っていうかそこまで特攻してくるようだったら20分くらい回して体力を切れさせれば良い。
で、だ。昨日は3バックに対して相手は4-4-1-1でトップ下はボランチをケアという感じだった。サイドハーフが時々特攻してくるのでそうすると3バックVS3トップになって上手くボールが回らない。たぶんCBが横に動いてストッパーをガンガン上げたほうが良かった。槙野はかなりそれをやっていて、そうすると香川長友槙野でサイドで優位を作れるので槙野はかなり高い位置で前を向いてボールが持てる。そこから香川が切れこんでそこにパスを入れるシチュエーションが作れた。ただ、開いた槙野にあまりボールが入らなかった。
細貝と長谷部が中盤底で渋滞してたのもどうかと思う。相手のダブルボランチはこっちのトップ下不在を利用してかなり長谷部と細貝についてくるので、相手のトップ下を剥がそうとして2枚で底に並んでもそんなに意味が無かった。むしろ相手のトップ下とボランチに受け渡しを強いるような上下の動きがあった方が良かったんじゃないか。要するに攻撃時はフラットな4をもっと意識的にダイヤモンドにした方が良いのではないかということ。後ろで剥がして上手く細貝が底で受けて少し上がり目の長谷部を経由してトップ下に入ってきた香川に入れる、とか理想。4-2-3-1なら二人の関係はアレでも良いかもしれないんだけど、3-4-3だと前が足りないから。まあでも上手く受けられた時は藤本へいいパスは出てたかな。

そんなわけで3-4-3にはまだ改善点がある。ただ、これを練習することには意味があった。4-2-3-1だけだとバレているよりは二つオプションがあると思わせたほうが良いし、違う形を練習することで4-2-3-1でも臨機応変な対応が出来るようになるかもしれない。3-4-3は動き回らないと攻撃が機能しないけど動き回れば破壊力は出るはず。それがどちらかと言うと重心の低い4-2-3-1とのメリハリにもなると思うのだが。

後半、面子を入れ替えて4-2-3-1に。
駒野栗原今野槙野
細貝阿部
藤本中村原口

かな。途中槙野→吉田で駒野吉田栗原今野になった。
4-2-3-1の弱点は3の真ん中に居る奴のプレイスタイルで雰囲気がガラっと変わるということ。あそこをずっと本田にやらせていたので本田以外がやると本当に機能しない。少なくとも長谷部と柏木は失格だった。中村憲剛も貰って叩いて出て行って、はいつものように良かったので、本田紛いとしてのオプションにはなる。ただし憲剛はキープよりワンタッチが多いので他にキープする奴が居ないとバタバタするけどね。本田はワンタッチとキープの二択があるのが良いのだ。ちなみに香川は憲剛に近い。憲剛の方がロングパスは良いので少し下がり目も良いかなと思うけど。
ちなみにこの面子は細貝と阿部が全然上がらないし縦パスを入れないので終始ぐだぐだだった。どっちか要らない。

じゃあ採点。

西川6.5
1対1止めたのは偉かった。

栗原6.0
パス出しは下手。

今野5.5
ワンプレーで下げるのもかわいそうだがあのミスはいかんでしょ。

槙野6.0
途中で下がったので少し辛めだが、攻撃時の絡みは良かった

吉田6.0
可も不可も無い感じだが意欲的な縦パスは買う。あれがカットされてピンチってのがVVVではよくあるらしいが。

駒野5.5
ワロス多い。組み立ても悪い。

長友6.0
意欲的な突破は流石。攻撃時はもっと上がって良い。

細貝5.5
前後半通して楔が今ひとつ。

長谷部5.5
同じく。ただしセカンドボールの拾いは良かった印象。

阿部5.5
あまり存在感が・・・。

藤本6.0
右からの攻撃はあまり良くなかったが長谷部か細貝から縦パスを受けて突破したシーンはいくつかあった。アシストもあり。

香川6.0
さすがのプレーもあったが、軽率なミスも多かった。トラップが大きくならなきゃ先制点は香川だったのに。

原口6.0
かなりポジティブな評価だと思う。狭いところで受けるのも上手いし前を向いて特攻すると強い。ただ、パスがそこから出せるかは未知数?

中村6.0
阿部と細貝のために下がって受けるケースが多い。その後サイドに叩いてから戻って貰ってスルーパスという感じ。ことごとくオフサイドだったけどね。

李5.5
そもそもこの人がちゃんとポスト出来たりクロスに合わせたり出来ればもうちょっと楽なんじゃないか。

ザッケローニ5.5
結果が今ひとつ。ただしテストに徹してたのは好印象。全力で勝とうという気が全然無かった。遠藤は1秒も出さないし長谷部も長友も途中で下げるし。ただサブ組のモチベーションをもうちょっと上げてくれないと、後半は金を出して観るほどの物ではなかった。
posted by terarorz at 12:41| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツとか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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