2016年01月02日

常磐線中心主義(ジョーバンセントリズム)

茨城県と言われてどんなイメージかと言われれれば,グンマーなどと莫迦にされる群馬よりもさらに見下されながら話題にも上らない県,であろうか.真に地味であると話題にならないのである.
では,東北線,中央線,東海道線,総武線,常磐線の中で最も格が劣るのはどれであろうか.やはり常磐線ではないだろうか.実際,民度はとても低い.
その常磐線のいくつかの駅とその周辺にスポットを当て,それらの抱えるテーマについて述べた社会分析の文献である.ただ茨城県と常磐線を莫迦にするための娯楽本ではなかった.
各テーマに語ることによって常磐線という文化圏の特色を浮かび上がらせるという狙いについてはあまり成功しているとは思えないが,それは現在の常磐線沿線(特に福島県や茨城県の太平洋側と柏)が原発事故というテーマと切っても切れない関係にあるからで,そして各著者がそれを副主題として意識していることが見え隠れするからである.正直に言って論述としては失敗していて,2つの論文に分けなさいと諭したくなるところだが,まあ複雑な現状を丸呑みするのも単行本としては良いのかもしれない.

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posted by terarorz at 18:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

動力の歴史

Wikipediaの各項目の記述は良い物もあれば悪い物もあるが,ある一定以下の価値の記事は概ね排除されており,トータルとして見れば各記事の価値はプラスである.しかし各項目の和としての価値よりもWikipedia全体の価値は高い.それは知識の連関が記事中の単語のハイパーリンクによって達成されているからでもあるが,それ以上に,記事の価値の足切りがハイパーリンクの効果を増幅してより高水準な知識の連関を与えてくれるからである.ただのWebがゴミ情報で溢れていることを思えば記事の価値の足切りは非常に重要である.

それでもなおWikipediaは知識を体系的に学ぶのには不足である.一つ一つの記事がたとえ「秀逸な記事」であっても,一つの事件について学ぶ限り通史は学べない.いかに「地方病」の記事が優れていても,だ.
それにハイパーリンクという機能による学習,というより学び手であるこちらには根本的な欠陥がある.すなわち,我々はハイパーリンクのうち,もともと興味のあったものしかクリックしない.Wikipediaによる学習では,はじめに興味は持てなかったが次第に面白くあるいは重要になる物事を学習できない.これは体系的に学ぶことが出来ないという問題に加わるもう一つの課題である.

そこでこうした入門書は今のところ価値を失っていない.特に自分の場合は,ディーゼルエンジン,ガソリンエンジン,蒸気機関,蒸気タービン,ガスタービン,そして水車の歴史と相互の関連についてきちんと理解していなかった.Wikipediaの各項目を読んだりもしたが重要な事柄ですら覚えて理解したとは言えなかった.そのため読むことに価値はあったと言える.

ただ,表紙の火星や金星の写真に惹かれて読み始めたが,その辺りの技術史は出て来なかった.
ロータリーエンジンは死ぬほどdisられていたが.何しろ永久機関と同じ章に押し込まれているのである.
まあそういうこともある.
posted by terarorz at 17:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

国道者

面白いし好きなんだけど,彼のブログで読んだ話ばかりだった.
だから感想は無い.
posted by terarorz at 17:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

マグダラで眠れVII

敵は優秀であって欲しい.

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posted by terarorz at 17:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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