2015年10月10日

独断と偏見とACミラン

長文注意

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2015年10月04日

悔恨を閉ざす鎖

二次創作のオリキャラはメアリー・スーにならなけりゃ割と許容するタチだが,勅使河原孝二郎は本当に好きだ.
正義の反対は別の正義,の一つの類型かもしれないが,方法論は違っても目的は同じ別団体ってのは萌えポイント高い.人間側,村人側の代表として振舞っていたのが,段々と妖怪側の論理に取り込まれていく様子も良かったのかな.

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私たちが雲を見上げた理由

どうも妙蓮寺は暗い話が似合うな.倫理に訴えかける話のほうが好みなので,妙蓮寺が絡むと二次創作の評価を上げやすい傾向があるぞ.

「〜という行動を取るように仕向ける」ことが推理小説における禁じ手かどうかは知らないが,ミステリの様式にこだわらないのならそれほど気にすることでもないように思われる.あなたがミステリだと思うものがミステリです.
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ヨーロッパ最終戦争1998上・下

欧州連合が崩壊しフランスとドイツが属国への経済支配を強める中で,ついには米英と対立し露とも不穏になるという世界.
敵と味方,有能と無能がはっきりしすぎていてちょっとつらい.有能を描いているときはつまらなくはないんだが.
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WORLD END ECONOMICA III

良くも文庫で2500P(概算)も読ませてくれたな

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沈黙の橋

北日本と南日本に分断された世界での二重スパイを巡る物語.
ターゲットがどちらをどのように裏切っているのかがわからない中で事態だけが深刻になる緊迫感が最高.

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コロンビア・ゼロ

このタイミングで航空宇宙軍史の22年ぶりの最新刊が出ることに異常な巡り合わせの良さを感じた.
短編集であまり連作という雰囲気でもなく,また戦争の趨勢が明らかになったわけでもないから,今ひとつ論評はしにくい.
ただ,いつもの谷甲州,つまり我々の求めているものが描かれているのでそこはとても良かった.
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ミリタリーテクノロジーの物理学<核兵器>

1-3章は原子核反応についての説明で面白くもなんともない.
4,5章で具体的な核燃料や核兵器の製造と動作の話が出てきてやっと盛り上がる.
ただ原爆についてはほとんどWikipediaレベルの話しか載っていない.水爆については少し詳しい気もする.ただ期待していた水準ほどではなかった.
まあ要素要素としてはWikipediaレベルでもそれを纏めた本というのは案外価値があるのではないか.
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戦前の少年犯罪

著者の妄執めいた現代マスコミに対する文句は別として,とてもおもしろい本である.
記録されている少年犯罪の事例の質と量に圧倒される読書体験になった.
何かを記録するということの大切さを思い知る.
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科学者として生き残る方法

先輩の研究者に勧められて読んでみた.名著と言えるのではないか.
中でも「自分のキャリアに関心を持て」は重要な指摘であった.自分がこの先どうなるかについては興味がないが,それでは良いキャリアを得られる可能性は低いということだ.逆に,自分のキャリアに関心があって目的さえ設定できればPDCAサイクルを回すだけで自動的に良いキャリアを得られる(可能性が高まる).
ことさら出世したいとも思わないが,自由を失うことだけは避けたいので,自由が得られそうなキャリアを目指すことになる.それが上手くいくかどうかには,やっぱりあまり興味がないが.
たぶん,自分をあまり好きではないのだと思う.
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境界の民

国家という網に掬い取ってもらえなかった,あるいは逃げ出した人たちの話.
社会派ルポって書くとイメージは悪いがそんな感じ.
今ここで何か表面的な反応はできないが,心の底に沈着して後にふとしたところで影響を与えてくれればそれで良い.
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悲劇の発動機「誉」

「誉」ほど悪名高いエンジンがあるだろうか.
世界最高水準の性能をうたいながら,芸術的な仕上げを要求したためその性能を発揮することはなく,故障続きで散々な失敗作だった,と.
烈風の失敗の最大の要因である(と堀越二郎が主張した)ため,恐らく最大勢力である海軍好きの三菱好きの受けは最悪である.
だが,果たしてそんなことがあるだろうか?同時期の米英独もエンジン開発には同じように苦労しているし(アメリカはそれほどでもないか?),当の三菱のMK9Aも大概で恐らくは烈風の生産には間に合わないだろうし,烈風だってアホみたいな要求仕様を考えるとエンジンの馬力や稼働性が多少改善されても成功はおぼつかないだろうし.

こう考えると「誉」を巡る物語は実に多岐にわたった論争を引き起こし,それらの物語性のおかげでますます「誉」は有名になっていく.
ところで意外に少ないのが,「誉」が純技術史的に観てどうだったのか,という観点だ.あまりに周辺の事情が戦争の趨勢に影響を及ぼすと持ち上げられすぎたおかげで,「誉」の設計が巷間言われるように「額面スペックは高いが芸術的すぎて戦争には向かない」ものであったのかどうか,きちんと議論されているのだろうか.

そこで,当時の設計技術者のインタビューを元に,IHIでジェットエンジンの開発に携わった男が改めて問う.「誉」とはいかなるエンジンだったのか.

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posted by terarorz at 17:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

World End Economica II

エレノアがほんまかわいいねんな.

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posted by terarorz at 17:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

少女は書架の海で眠る

支倉凍砂の性癖.無知だが聡明な少女を拐かして己の知識体系を埋め込む.少女が迫害されていればなお良し.
次のステージに進まずに同じ話を作ってくれても結構だが,次第に飽きられることもわかって欲しい.

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posted by terarorz at 16:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ゼンデギ

意識とは何か.良い話題だとは思うが,グレッグ・イーガンをもってしてもその話題は遅すぎるように思われる.
より良い機械知性を作ろうとする試みが進みつつある2015年においても,近い将来のどこかでいわゆるシンギュラリティが起きるとしても,現段階での結論はほぼ出ている.
意識と身体は不可分で意識は身体にたやすく影響を受けるし身体の無い意識が存在するとしてもそれは人間の持つ意識とかけ離れるだろう.
コミュニケート可能であることと分かり合えることに違いがあるとわからない人間も多いが,その分別がつけば人間と同じ意識は人間にしかやどり得ないとわかると考えたい.すなわち「もし何かを人間にしたいなら,人間まるごとをお作りなさい」と.

イーガンが我々と同じ地平に居るのはわかったし,もしかしたらここに居ない誰かに向かって「こっちへおいで」と勧誘しているのかもしれない.しかしイーガンは天才であるが故に我々と同じ土俵で満足してもらっては困るし,もっと理解不能で訳の分からない,死後評価されるような存在であって欲しい.
なんとなれば,私は今,読んで理解してしまったことに不満を覚えている.
欲深い話だ.
posted by terarorz at 16:04| Comment(1) | TrackBack(0) | 本とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ビッグデータ・コネクト

この本についての記事を書いた記憶があるんだがどこにもない・・・.ダークヒーローとしては安直だがカタルシスがあるとか,IT土方文学は現代の蟹工船になるかとか,そんな話題について書いたと思われる.もう一度書くのは面倒だからこれで.
posted by terarorz at 15:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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