2015年01月11日

通訳日記

確かフモフモコラムで読んだ表現だけど「一次史料であってそれ以上でもそれ以下でもない」「知らんおっさんが息子とラーメン食いに行った話も入ってる」よ.
しかしザッケローニの言葉は-自己啓発本にありそうではあるが-とても効く.疲れた時に何度でも読み返したいと思う.

出てくる登場人物は,当たり前だが全員善良で目標に邁進したように見える.しかし,ご存知の通り「それだけの才能を持ちながら平凡なキャリアで終わったらそれは宇佐美自身のせいだ」とまで言われた宇佐美は未だに走らない出戻りJリーガーである.やはりブラジルの敗因を分析するための史料として使うなら行間を読む必要があるだろう.
例えば遠藤長谷部本田との話し合いが何度も持たれたと書いてあるが,香川はどうだったのか.岡崎は.
あるいは今清武が(たぶん)伸びていることをどう捉えれば良いのか.乾は.
細貝の伸び悩みも何かこの時代からつながっていることがあるのか.
さらに言えば,ザッケローニ自身,これだけ言葉の力があり,アジアカップ決勝のような戦術眼があり,なぜこの程度のキャリアで終わろうとしている監督なのか.
そういうことを考える切っ掛けになる.

一つ,ザッケローニの特徴が読み取れる.
ザッケローニはポテンシャルの最大値を読み取る.ハンターハンターのキルアにそんなシーンがあったな.
現実とのすり合わせは夢想家の中では上手い方だと思うが,やはりウディネーゼからミランへのステップアップが中途半端に終わった監督らしく,現有戦力を振り回して勝ちを取りに行くタイプではなかった.
例えば今のレアル,ユーベを率いてCLを,スクデットを取れる監督かと言われると厳しい.
逆に言えば,それこそウディネーゼ,いや日本で革命を起こすにはもってこいの監督だっただろう.
実際に,ブラジルでワールドカップもコンフェデもボロボロだったが,アルゼンチンに勝ちフランスに勝ちベルギーに勝ちオランダに引き分けた.
ザッケローニはポテンシャルの頂上まで引き上げることは出来なかったが(もちろん選手の責任も大きい),ポテンシャルを引き出すことは出来た.
それは何より,ザッケローニからアギーレと就任する監督の格がはっきりと上がっていることからも明らかだ.

いい監督に恵まれたと総括すべきだろう.
posted by terarorz at 22:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

人里を騒がす者ども

ついに本シリーズも短編集が出るようになったかと思うと感無量である.とても好きなので.

オリキャラが暴れるのも嫌いじゃないけど,「折れた傘骨」が一番好み.
やはり付き合いの長いキャラには愛着が生まれるし,ナズーリンかわいい.
posted by terarorz at 21:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

幻想郷以外全部滅亡

あー,ホラーはあんまり上手くないのかな.
というかきちんと世界を練るのが上手い人だから,即興に向いてないのかな.
それはわからん.
posted by terarorz at 21:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ふしぎな国道

化学ライターとしては秀逸,科学ライターとしては少し怪しい,社会に切り込むのはやめておいたほうが良い,くらいの人.
では趣味においては?
入門書を書くには恐らく最適の人物と思われる.

ロジックは要らない.トピックが面白いかどうかだ.
こいつは面白いぜ.
posted by terarorz at 21:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

火星の人

技術描写が精密なのは著者が宇宙飛行マニアのプログラマだからで,その精密さからTechnology Fictionかと思うかもしれないが,これはScienceだ.いや,Researchかもしれないが.
何か困難があった時,観察して特徴を選びぬき,仮説を検証し,解決策を試す.その営みは全て一人の宇宙飛行士の命が賭けられている.SFの醍醐味は科学が社会を変容させるプロセスで如何に法螺を吹くか,と思っていたが,必ずしも変容するのが社会である必要はないらしい.一人称で書かれれば一人の宇宙飛行士の人生の終わりは三人称で書かれた場合の世界の破滅と同等の価値を持つ,とまで言ったら言い過ぎか.
宇宙は,いや自然は無慈悲で,ちょっとしたことの積み重ねがいつか死を招く.地球ではなく火星ならなおさらだ.その緊張感がたまらない.

ワトニーのジョークはしかし日本人作家が日本人の登場人物にやらせてたらどうだったかな.アメリカンジョークだと思うからこそ面白いのかもしれない.
いや,それは些細なことだが.

何しろ原著を買うほどに面白かったのだ.いくら褒めても褒めすぎということはない.
posted by terarorz at 21:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

マグダラで眠れ

いつもの.
狼の8巻あたりを思わせる中だるみ,と言ったら怒られるだろうか.

続きを読む
posted by terarorz at 21:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

戦術リストランテIII

ボリスタで読んだので今更という感もある.
ポストバルセロナは今のところ決定打は無いが,サッキのゾーンプレスは形を変えながら残っているので,バルセロナがそうならないとも限らないか.
となるとやはり行き着く先は戦術のハンドボール化,バスケットボール化で,中盤が省略された全員攻撃全員守備というスタイルなのだが,案外一番近いのはアトレティコでは.
posted by terarorz at 21:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ワレアオバ,ワレアオバ

いやだからこういうので良いんだって,アニメ化は.

しかし生まれながらにして決まっているカップリングか,エピソードにより構築されたカップリングか,ってのは究極の選択だな.加古鷹か古鷹青葉か.
どちらかと言うと後者が好みです,ええ.
運命を切り開いていく感じがいいじゃない.
posted by terarorz at 20:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

背信の科学者たち

これも仕事と思って読んだ.
ガリレオ,ニュートン,ベルヌーイ,ドルトン,メンデル,ミリカンと錚々たる面子が槍玉に挙げられて面白い.
もちろん現代の科学者の方が捏造の絶対数は多いわけだが,それは歴史上の科学者の7割だかそれくらいはまだ生きているという現実を反映しているだけだろう.
やらない奴はやらないしやる奴はやる,というのがこの本の教訓だし俺の直感とも一致する.

だが何よりも面白いのはこの本の原型が1988年出版という点だ.その時代から(アメリカは多少進歩したかもしれないが,と書いて気づいたがシェーンはこの後なのでやっぱり進歩してないかも)日本の研究倫理はほとんど進歩していないのがほぼ明らかである.中でも不正発覚後の対応という点においては.
クソ食らえだな.
posted by terarorz at 20:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月10日

フリードリヒ大王最後の勝利

佐藤大輔のRSBCの外伝三巻なんだけど,文庫化の際の短編を読んだことが無かったので,ただそれだけのためにamazonのマケプレで買った.

続きを読む
posted by terarorz at 20:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

虜人日記

民間の技術者で軍属扱いになって地獄のフィリピンで捕虜になって日本に生還した人の日記.

日本兵は下士官レベルなら優秀だとか,風紀の乱れは欧米軍より少なかったとか,何となく日本人が持っている「日本人の美徳」みたいなものが戦後数十年たってから形成されたであろうことが容易に想像できる資料として,面白い.
posted by terarorz at 19:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

科学の方法

科学哲学というか研究倫理の本としては良いが,趣味の読書にはあまり向かないか.
仕事の一環として読んだつもりだったから別に良いけど.
posted by terarorz at 19:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

不死鳥のみつけた光

これをアニメ化しよう(提案)
いや,提督ラブ勢が居るから,百合ポルノ要素を削っても良いから,これをアニメ化しよう.

一隻の戦艦より,一隻の空母,二隻の原子力潜水艦,五十隻の護衛型駆逐艦,そういう戦争の形を示してくれるのも良いですね.
posted by terarorz at 19:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

罪業を拐かす輩

自警団上白沢班の事件簿シリーズ
相変わらず法学の再発明

続きを読む
posted by terarorz at 19:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

SFマガジン700

文庫未収録の短編とか卑怯でしょう.

今振り返っても印象が残っているものをいくつか

続きを読む
posted by terarorz at 19:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月02日

The Martian

後述する「火星の人」の原著.

英語でSFを読むというのは一つの夢だったのだが,しかしその価値があると思える作者で,かつイエローモンキーにも読める平易な文章であって欲しいという難しい条件があった.
今回初めてその条件に合致したと思ったので試みた次第.

邦訳を読んでからだったので英語の勉強にしかならないと危惧したが,元々が面白いので十分に楽しめた.
訳文によって雰囲気が変わった場所もいくつか散見され,原著にあたる意味を再認識したと言える.
イーガンで,例えば白熱光で,これを試す勇気がそのうち湧いてくると良いのだが.
posted by terarorz at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

A君(17)の戦争1-9

必ず完結しないとわかっているシリーズを追いかけるのは無駄なことだ.となると,佐藤大輔の本を追うというのは本質的に無駄なことである.
偶然は二度三度と続かない.「征途」を除いて一つも完結させたことのない佐藤大輔のシリーズを新たに追いかけ始めるというのはよほど暇な時にやるべき余興である.

何故か去年のクソ忙しい時期に電子書籍版を見つけて即刻ダウンロードしたわけだが.

あ?豪屋大介だから佐藤大輔じゃない?うるせえ.

続きを読む
posted by terarorz at 23:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

僕は友達が少ない10

理科に始まり理科に終わる.
理科のために読んでいる.
他のことは知らない興味ないどうでもいい.

posted by terarorz at 23:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

お祖母ちゃんは歴史家じゃない

20歳までにネトウヨにならない奴は心が無い
20歳を過ぎてもネトウヨな奴には知性が無い

みたいな話.関係ないけど定年過ぎた親父がネット文化に嵌っていくってのは息子の精神に結構な打撃を与えるんだぜ関係ないけど.
posted by terarorz at 23:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

銀河帝国を継ぐ者

つまらなくはないけど面白くはないよ.

正統派のスペースオペラだけど,スペースじゃなくてオペラなんだよなあ.
宇宙である必然性が無いというか,ファンタジーと何が違うのかというか.

続きを読む
posted by terarorz at 23:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。