2010年01月02日

真昼の虹を追いかけて

というわけで浅木原さんの新刊。
さっさと読んでしまった。

短編三つはどれも面白かったけど、真ん中の「水の中の逆さまの月」だけは格が違った。
話単体で見るぶんにはむしろ他の二つほどではないかもしれないけど、ストーリーの構成の妙という意味では本当に感動した。

浅木原さんとは読書の方向が全く被らないから(というか俺の読書が少なすぎるだけだけど)、骨格になっている本を読んでいない事が多いのが唯一の難点かな。
あれ、それ、俺が悪いんじゃないの?

「名探偵が謎を解くのは、究極的には、それで誰かが幸せになるから---そうは思わない?」
おお、かっこいいじゃないか。
れんこあいしてる。

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posted by terarorz at 03:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年まとめ

最初に言い訳。
忙しかった(笑)から全然読んでない(笑)
厳密に言うと頭が悪くなってきたので本を読むという作業ができなくなった。

しかし今年は100切ったんじゃないか……。
必然的にその中のベスト10のレベルも下がるだろう。
と予想したんだが中々どうして上位陣は強かった。
2000-2009年ベスト10を選んでも候補には入れたくなる勢い。
まあ多分に神林補正が感じられるけれども。


10位
人間の手がまだ触れない

2009年頭くらいに読んだんだけど内容を覚えていない。
面白かったというのは覚えていて、だからここの位置に入れているんだけれども。
というわけで実は10-8位の間に定量的な差はない。
しかし定性的に分類するならこの辺りだろうと考えている。
ちなみにその上の7-4位もそんな感じ。
質的に大きな差があるとは思えない。
強いて順位付けするならこんな感じ、で入れている。
そして1-3位も今年読んだ中では別格という意味で一つのギャップの上に位置する。
まあその中でも上二つはさらに別格な気もするが、そこに思い入れ補正が働いていることは否定できず、とりあえず三つをまとめることにした。
なんていい加減なランキングなんだ。
しかし俺という人間の粗雑さがこのランキングの粗雑さに反映されているとすれば至極当然な気もする。


9位
時間衝突

最近読んだ補正を感じる。
しかしまあ面白かったと思うよ。
例年なら次点クラスと言われれば否定しないけれど。
時間を波動と捉えれば波動方程式の解は必ず二つの進行方向を表す解を持つはずだという見解に一番合点が行ったのに直後の文章で否定されたことが一番印象に残っている。
その重ね合わせで定在波が出来たらどうなるんだろうか。
凍りついて振動する定在波のイメージが時間衝突というタイトルにまさに当て嵌るように思えて作中で起きている現象を表現するには本当に良い解釈だと思ったんだけどな。


8位
天の光はすべて星

多分に宇宙狂補正を感じる。
俺個人の感情の話だけど、宇宙狂という人種が大好きだ。
無論自分にそういう面があるからだけれども、宇宙に行きたい、地球に縛られてたいくない、重力井戸の底で一生を終えてたまるか、そういう強い活力を人間が持っていると信じたいし信じているし、発揮している世界や人を羨ましく思う。
一番わかり易い所で言えばプラネテスのハチマキだし、ある意味シャアなんかもそう。
まあシャアはどっちかって言うとコンプの方が強くて、もっと純粋に重力井戸から脱出したいという願望があるのはジュドーだと俺は思うけど。
宇宙に出れば人類の革新が見られる、とかじゃなくてもっと根源的な渇望が宇宙に出たいという意思にはあるはずだ。
一箇所に留まっていたくないという意味で類人猿だった頃の祖先の放浪癖を色濃く受け継いでいるのかもね。
いずれにせよ安住し安寧とする人類なんか捨てて早く宇宙に上がりたいと俺は思うわけです。
木星に突撃して人生終われたら良いね、なんて話もしたけれど、今はバーナード星が良い。
まあプロキシマ・ケンタウリで手を打ってやらないことも無いけど。

7位
東大合格高校盛衰史

資料的な価値をあまり大きく取り上げたくはなかったが、文章ににじみ出る面白さというかユーモアと冷笑主義が強烈だったので入れた。
淡々とした筆致でいわゆる東京の女子御三家の生徒達の性質について述べたあと「論評は差し控える」と書かれたときには、狙っているのはわかっていても笑ってしまった。
とにかく読み物として面白く、読み始めたら止まらない。


6位
傷物語

帰ってきたいしんさんリターンズとかいう意味不明なフレーズが浮かんだ。
偽物語はゴミクズだったが傷物語で本来の姿を取り戻したという感じ。
胡散臭いオカルトや伝奇を匂わせつつただの掛け合い漫才を延々と書き続けるスタイルがやはり一番この人に合っていて面白い。
もちろん伝奇の部分はそんなに面白くないんだけど。
掛け合いの面白さは天下一品なので本当に電車の中で読むのにはおすすめできない。


5位
桜並木の満開の下

浅木原さんの存在を知ったのは2009年の出来事の中でも重要な物の一つだ。
多少描写や何かのパターンが狭いと感じることもあるけれど、素直な表現の一人称視点で作られる世界は魅力的。
読み手に予備知識を要求することだけが唯一の難点でこればっかりは同好の士でないと分からない。
もちろん分かる人が少なければ少ないほど面白いといういつものアレが顔をのぞかせるわけだけど。
そんな中で12冊も出た2009年の浅木原さんの作品として最も面白かったのがこれ。
モチーフになった作品を巡るミステリっぽい短編連作。
浅木原さんの構成力(妄想力?)がよく発揮される作りになっていて、掛け合いも含めて本当に面白いと思う。
去年末に出た新刊を読むのが今の一番の楽しみ。


4位
天冥の標I上

アイディアとそれに屁理屈をつける才能だけはすごい小川一水の作風が良い方向に出た作品。
とにかく世界観が素晴らしく、人間の探究心をくすぐる海と空と宇宙とが全部無理なく出現して冒険の対象になる。
未知を克服するというのは人間の、或いは知性の夢だけれど、その対象として単純に宇宙だけを選ばないのが小川一水らしい。
この人、実は海(というより深海か?)がかなり好きだから。
長編ということでアイディアがたくさん出てくるが、どれを取っても良く考えられている。
レールガンを実現するための肉体改造だとか、人類意外の生物の生態やその不気味さ何かも良かった。
この人が人間を上手く書けるようになったらさいきょーだと思うんだがそうそう都合よくいかないのが面白いところ。
頑張れ一水たん。


3位
地球移動作戦

恥ずかしながら山本弘という作家の作品を読んだのはこれが初めてだったわけですが、間違いなく読むに値するSFだった。
とにかく地球移動というタイトルから受けるインパクトが強すぎてあまりにワクワクしてしまうのだが、それに振り回されること無くしっかりSFしていると思う。
特に現実と違う仮定をしている箇所を絞ってきちんと理屈を積み上げて未来世界を書いているのが素晴らしい。
ボーカロイド文化と動画サイト文化がこれからこういう方向に進化するかは分からない、というかこんな健全な方向には進まない気がするが、それに対してきちんと向き合っている人と言う意味でも稀有な存在。
……ここまで書いて野尻抱介という人を思い出したが、もしかしてこの方面の人達ってみんなこういう人達なんだろうか。
新しいものや技術っぽいものが好きならみんなそうなるのかもね。


2位
ライトジーンの遺産

1位
アンブロークンアロー

結局神林長平が一番面白くてすごいんだね。
自分のアイデンティティについて考えない人間はカスだけれど、そのカスを除いた「人間」にとってアイデンティティもののSFって大体面白いんだよね。
自分と違う意見が存在するならそれを読んでみたい知ってみたい自分との違いを考察したいと思うのは至極当然のこと。
そのアイデンティティSFを書くのは難しいかもしれないけど、きちんと煮詰めてから書ければこんなにも素晴らしいものになる。
ライトジーンの遺産では身体と意識の関係が、アンブロークンアローでは機械と意識の関係が述べられている。
どちらも最近の神林長平らしく極端に厭世的でも楽観的でもない(しかし達観した)登場人物達があれこれ考え会話している場面が多いのだがどれも非常に面白いので全人類が読むべきではないかとすら思う。
神林長平の作品自体はそれが行き過ぎて袋小路にハマったような物も多いけど、逆にいい意味でハマったときの面白さは本当に凄い。
まあ何が自分を定義しているのか、自分と他人の違いは何なのかが明確でない時期にこういうのを読んでしまいとかぶれてしまうからちょっと良くないけどね。
神林長平を読んだ時に凄いと思うのはともかくその通りだと思ってしまうのはちょっといただけない。
あくまで作品では一つのアイデンティティの形が提起されているだけで、それと自分の形を戦わせて初めて対等と言える。
なんて書いてしまうと俺のアイデンティティ論になってしまうからやめておくけれども。

以上が2009年のまとめ。
2008年に比べると中位の厚みは落ちたが上位はむしろ上回る勢い。
去年は当たり年だったのかな。
ちなみに本来中位として上げられるような本の代わりに読んでいたのが雑誌
中でもfootballistaにはお世話になった。
というかこれ以外の雑誌は特にどうと言う事はない。
こういう濃い雑誌が作られる(そして受け入れられる)あたりにサッカーという競技の裾野の広さを実感し、羨ましく思う次第だ。
posted by terarorz at 02:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月27日

時間衝突

「時間って何ですか?」
「さあ、知らないね、でも例えばこんな考え方があるかもね」
「俺はこう考えるけど」
「俺はこう」
「俺は」
「俺」
「何人出てくるんだよお前ら」

実際にこの作品で時間に関する考え方についてはそう多く出てこないが、一般に読んでいて読者が想起するのはこういうイメージだろう。
アイディア系のSF話題が豊富だから最初から最後までアイディアを羅列しているうちに話が終わっている。
アイディアの開陳を一つのストーリーにまとめたところも偉い。

最後がやや消化不良だが、まあオチていないわけではないからこれで良いのかも。
最高のアイディアSFとは、こういう本筋のラストに一番の面白いアイディアが出てくることだと思うが、中々そううまくは行かないね。
posted by terarorz at 21:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

人形つかい

アメリカ人に侵略モノのSFを書かせると大体こんな感じになる気がする。
というステレオタイプの原型になった作品かもしれないね。
かわいい同僚の女の子と父性に溢れた上司と謎に包まれた邪悪な侵略者。
わかりやすいし読みやすい。
多少軽薄だけれども。

アイデンティティをめぐる問題というのもあるけど、テキサスとかに住んでるアメリカ人に言わせたらこんなこと言いそうだなと思うステレオタイプが出てくる。
俺は俺だ、何か文句あっか?みたいな。
自我を絶対的なものと定義できる強さは羨ましく見えそうだが、その傲慢さに辟易するという説もある。
どっちもどっちだね。

まあしかし、後世の人間はハインラインが当時求められていたものを知っている。
そう考えるとこういう作品が出来上がるのも無理はない気がする。
個人的にはもうちょっとマイルドで陰湿な月は〜とかのほうが好きだけど。
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2009年12月13日

蒼いくちづけ

未来版シンデレラにして白雪姫

肉体の死と精神の死に加えて意識の死を定義したお話。
他には社会的死があるような気もするけどそれは除外。
顕在意識と潜在意識の話なんかはやっぱり神林長平のライフワークという感じがする。

物語としてもかなり解りやすく作ってある。
映像化しても面白いんじゃないかと思うくらい。
スパッと切り落とされたような最後も、そこまでの積み重ねが良いと映えるね。
愛を受け取れなかった男と愛が届かなかった女の、明示されないラストシーン

こんなにありきたりでわかりやすい話を神林長平が書くと、ギャップに驚く。
ぶっ飛んだ面白さではないけど安定して読めるという意味で☆4くらいの評価は妥当じゃないかな。

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posted by terarorz at 21:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月09日

銀河英雄伝説外伝5

短編集。

ラインハルト側の短編が多いがもっと言うとキルヒアイスの話が多いように思う。
もっともっと言うとキルヒアイスから見たラインハルトとそしてアンネローゼという感じだろうか。
キルヒアイス自体登場回数が少ないので予断を持ちにくい、もっと言うとただのラインハルトの腰ぎんちゃくに見えるという欠点があるが、それは本編が進むに従って次第に薄れていく。
そしてこの外伝でやっと一人の人間としての考えが見えてくる。

まあそこで見えてくるのは本編の最初の方、生前のキルヒアイスが登場していた頃に一端が見えていた通りなのだが。
キルヒアイスとアンネローゼが互いに(本人たちは全く意識しないところで?)惹かれあっていたというただそれだけ。
しかし銀英伝に出てくる恋愛事情の中では一番自然で納得のできる感情だったような気がする。
まあお互い選択肢が少ないからなんだけれども。
posted by terarorz at 00:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

銀河英雄伝説外伝4

若きヤン・ウェンリーの探偵行と言えば良いのだがよく見たらこのフレーズは帯に書いてあった。
まあ非常に端的に内容を要約してあるのでこれを使わせてもらった。

事件とその真相についてはまあそれほど面白い話でも無いが、田中芳樹がこういうスタイルで書けるとは知らなかった。
劇画調の普段のスタイルよりももっと日常にテーマがある(もちろん普通の人間から見たら非日常ではあるけど)書き方を出来ていた。
こういうのもありかなと思わせる程度には面白かったとも言える。
普通のミステリとしてこれを提示されたら読み捨てたような気もするが、ヤン・ウェンリーの人となりの表現としてもまあまあ良かったし、ファンが読めば十分に、あるいはもしかしたら外伝の中で一番、面白いかもしれない。
特にサブキャラ達が田中芳樹の小説にしては珍しく薄っぺらさより重みを感じさせたという点でもね。
posted by terarorz at 00:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月06日

銀河英雄伝説外伝3

一冊一冊についてコメントを並べていくのは不毛な気もする。
まああまり気にしないでおこうか。

田中芳樹の欠点の一つに「お勉強のできる奴」に対する露骨な反感が上げられる。
お勉強ばっかりしていたせいで大局的視点を持てなくなったとか人間的深み(柔軟性?)を失ったとかそういう人物がものすごく沢山出てくる。
現実世界にそんな奴ばかり居るかというとそうとは限らないと思うのだが。
まあ士官学校とか貴族社会だとそうなるのかもわからんけど、市井の生活でそんなふうになる奴なんてそこまで多くはない。
これはちょっと暴論になるけど、勉強ができる奴が頭がいいとは限らないが、頭がいい奴は大概勉強もできる。
勉強すらまともにこなせない奴が頭が良いわけないだろう。
まあ本人の性格次第ではあるけどね。

いつも通りの読みやすい本でした。
posted by terarorz at 17:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月05日

W杯グループ分けについて

書くと思っただろ?
もちろん書くよ、そりゃあ。


Group A
南アフリカ、メキシコ、ウルグアイ、フランス

南アフリカ有利の組み分けをしようとした筈が何かの手違いでフランスが入ってしまった、という感じ。
っていうか、メキシコもポット2からはアメリカと並んで選びたくなかったチームの一つか。
順当に行けばフランス、メキシコの順に抜け。
ウルグアイがどこまでメキシコに食い下がれるか。
フランスはヤバいグループに入ってあたふたすると予選敗退もあったが、これでは通過してしまいそうだ。
ドメネクの悪運極まれりといったところだろう。


Group B
アルゼンチン、ナイジェリア、韓国、ギリシャ

アジアの国としてはくじ運が最も良かったのが韓国。
ギリシャ、ナイジェリアはポット3,4の中では力が落ちる部類。
特にギリシャは韓国から見ると前回戦ったスイスに近いものがあり対処はし易いはず。
アルゼンチンの一位通過はいくらなんでも固いと見て、2位は大混戦。
韓国通過まであり得るがここは一応ナイジェリアを推しておく。


Group C
イングランド、アメリカ、アルジェリア、スロベニア

アメリカが入った時はすわ死の組かと色めき立ったが、落ち着いてみればこんなもん。
アルジェリアは流石に力が落ちると見てスロベニアとアメリカがどうなるかだが、情報は少ないながらも多分アメリカの方が強いという前評判だろう。
スロベニアが良いチームなのは認めるし、格上相手に叩ける系統のチームだとも思うが、ここはアメリカで。
イングランドの1位通過も流石に固いんじゃないか。
カペッロがそんなに甘い監督だとは思えない。


Group D
ドイツ、オーストラリア、セルビア、ガーナ

ここもヤバい組。
オーストラリアはちょっと力が落ちるがそれでも日本よりは強い。
大本命のドイツすら遅いDFラインの裏を再三突かれるような展開になるとガーナに負けかねない。
セルビアも選手の質はもちろんチームとしてパスサッカーをやるという意思統一が強固だし。
いわゆる死の組でありどこが抜けるかの予想は非常に難しい。
ドイツが粘り強く勝ち点を拾って抜けるとは思うが、ガーナとセルビアなんて意味不明にも程がある。
一応アフリカということでガーナを推しておくが、チームとしての強さはセルビアも中々侮れない。
ここは本当に難しい。


Group E
オランダ、デンマーク、日本、カメルーン

Dをちょっと落とすとこれくらいか。
ここはデンマークとカメルーンの一騎打ちになりそうだが、オランダもうかうかしていると足元をすくわれかねない。
オランダのバックラインはドイツにも増して不安だからなあ。
予選の記録上の失点は少ないがそれは他のチームの問題だしね。
前線の破壊力でオランダが2勝1分と見る。

デンマークはあの大激戦だったハンガリー、ポルトガル、スウェーデンと同居した組を1位通過した国。
日本がデンマーク相手に勝ち点3を計算するとか、はっきり言って頭が沸いているとしか思えない。
日本のチームカラーとしても、バックラインがトマソン、ロンメダールあたりの高速カウンターに晒されたときに守りきれるだろうか。
セットプレーでもベントナーに中澤がぶっ飛ばされる姿すら想像できる。
ちなみにさっきの計算でオランダが引き分けると思ったのはデンマーク。

カメルーンはエトー頼みのイメージが強すぎてちょっと厳しそう。
デンマークとの直接対決でエトーが爆発すればまだ分からないか。
日本に対して舐めきった姿勢で臨んだりしなければ1勝1分1敗で3位かなあ。
あ、デンマークが1勝2分する計算です。

日本?
勝ち点1が取れたら及第点です。
北京の時と同等くらいに籤が悪い。
もともと日本が通過出来そうなチームが来ること自体が相当分の悪い賭けなんだけどね。


Group F
イタリア、パラグアイ、NZ、スロバキア

で、日本が通過できるとしたら唯一この組だけ。
ここのNZの代わりに入ればまだ多少は望みがあった。
イタリアは楽勝で1位通過。
スロバキアとパラグアイの一騎打ちとなるが、ここはパラグアイが古豪の貫禄を見せそう。
NZはまあ参加できただけで良かったね、ってとこ。


Group G
ブラジル、北朝鮮、コートジボワール、ポルトガル

今大会最悪の死の組。
スペインと同等で世界一に最も近いブラジルと、謎の国家の代表である北朝鮮と、恐らくアフリカで最も強いコートジボワールと、ロナウド(笑)以下タレントの揃ったポルトガル。
ブラジルすら予選落ちしかねない意味不明な組み合わせ。

一応ポルトガルが落ちると予想する。
得点がロナウド(笑)頼みなポルトガルが、ファビアーノのブラジルやドログバを擁するコートジボワールより劣るか。
ただしポルトガルは後ろに人材が揃っているし、ここ数年の代表チームの活躍で選手がかなり大人になってきているので、コートジボワールはおろかブラジルが捻られても不思議ではない。
ただまあブラジルがカウンターに徹することが出来ればブラジルの通過は固い。
ポルトガルはここ以外のどこに入っても大体は死の組だったはずなのでFIFAランクを恨むしか無いだろうけど。


Group H
スペイン、スイス、ホンジュラス、チリ

スペインの1位通過は固いが他3つは団子。
スイスがリアリズムに徹して1勝2分とかで抜ける気もするし、チリが攻撃サッカーを貫いて1勝1分1敗で辛くも抜けるとかもありそう。
ホンジュラスがちょっと落ちるかなあ。
一応こういうコンペティションでは守備の堅いチームが抜けるという定石通りスイスを推しておくか。


総評

優勝候補筆頭は守備の堅さと攻撃のタレントのバランス、組織としての規律の3点で評価が一番高いブラジル。
次にピケの台頭で後ろが安定してきたスペイン。
やはりここが2強か。
少し落ちてイングランドが続く感じ。
コートジボワールの初の4強入り、ドイツとオランダの意外な失速、ドメネクという共通の敵を作って団結したフランスの奮闘、あたりは期待出来そうかもしれない。
これにガーナとアルゼンチンを足して8強ってところだろう。
何の波乱も起きなければの話だけどね。

最後に日本について。
ロシアがスロベニアに2-1で勝った時オシムはロシアの予選通過に警鐘を鳴らした。
そして実際スロベニアが通過した。
そのオシムが日本は夢を持ちすぎない方がいいと言っている。
要するにロシアとスロベニアの差より日本とカメルーン、デンマークの差は大きいと思われているということだ。
それを覆してくれれば面白いが、現状では夢のまた夢だろう。
最低でも俊輔の代わりに本田をスタメン起用するくらいでないとね。
まあどう考えても通過は不可能な組み合わせを引いたんだから、何とかして勝ち点1を取り胸を張って帰ってきて欲しい。
勝ち点0だと失敗だがスコアレスドローじゃない1を取れたら合格だ。
posted by terarorz at 23:39| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツとか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

銀河英雄伝説外伝2

ユリアンの日記という形で書かれた外伝の二冊目。
本編では2巻のあたりに相当するらしい。
イゼルローン要塞で奮闘する日々というよりは日常的な描写が多くてほのぼのした感じ。
田中芳樹らしくないと言えばその通り。

相変わらずの筆の具合とキャラ造形だが、この巻は特にマイルドで読みやすい。
まあそれ以上に価値があるかと言われるとやや怪しい。
田中芳樹は苛烈でどうしようもない話を書いてくれた方が面白いと思う。
仮想歴史小説というスタイルなんだから。

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posted by terarorz at 22:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする